- 世界文学は面白い。 文芸漫談で地球一周/奥泉 光
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これまた、ひっじょーーーーーに面白い本に出会ってしまいました!
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私の場合、趣味本だと、
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ブロガーさんor読書メーターのメンバーさんのおススメ
読書メーターorアフィリエイトの検索
書店でたまたま見かけて。
図書館での蔵書検索
本の中で登場した本。巻末の本紹介。
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で、95%くらいの本を読んでいます。
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これは、珍しく、大学図書館でたまったま見つけた本です^^
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著者2人の対談で、世界の文学の名作10作を、翻訳で読む、という本。
”薄いもの”という選び方だそうで、厚いのがニガテな方にもおススメです。
それでは、目次タイトルを挙げていきます。
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カフカの『変身』はけっこうベタなナンセンス・コスト
ゴーゴリの『外套・鼻』はいきなりハイパーモダン
カミュの『異邦人』は意外にイイ人
ポーの『モルグ街の殺人』は事件じゃなくて事故でした
ガルシア=マルケスの『予告された殺人の記録』は臓物小説
夏目漱石の『坊ちゃん』あちょっと淋しい童貞小説
デュラスの『愛人 ラマン』にはアナコンダは出てきません
ドストエフスキーの『地下室の手記』の主人公は空気読みすぎ
魯迅の『阿Q正伝』は文学史上もっともプライドが高い男の話
私が読んだことがあるのは、『変身』に「外套」、「鼻」、「モルグ街の殺人」、『異邦人』の4作品。だけれど、これだと3作品ですね。あれ、どれもレビュー書いていない・・・。
すっくない!!
読書メーターだと「全部読んでました」 の方がいらっしゃったりして、スゴイ!
ゴーゴリだと、私は「鼻」のほうが好き。
カミュの『異邦人』は、大好きです。
カフカの『変身』が無性に読みたくなって、思わず買ってしまいました^^
もっともこの10作品の対談で面白かったのは、『変身』。
読んだのは高校生だったので、「え、なに、これ??????」って感じだったのですが・・・・
どうして「名作」なのか、これを読めばきっと分かるはず。
脱帽です。
突っ込みどころがたくさんある小説ですが
私のNO.1突込みは
「虫に変身したのに、疑問を感じなくて、それよりも寝坊したことを焦っている」
2番目は
「異常に朝が早い!」
だったんですよね。
わざわざ、来ないから店の支配人家に来ちゃうし。
そこを突っ込んでくれる人なかなかいないので、ちょっと嬉しい(笑)
読んでいて爆笑できます。
声に出して笑ってしまった箇所が何箇所か。
そして、こういう対談って読んでいると
「いいな~~・・・・・・こういうの、やってみたいんだけど!」
という気にさせられます(笑)
ただ、読めないことはないのだけれど、
(当然と言えば当然)読んだことがあるもののほうが断然楽しい!
読んだことがない&あらすじも知らない ですと
ちょっと 「・・・・・???」 となってしまいました
それと、ふつーにネタバレがありますので
あらすじ知りたくな!って方もやめといたほうがよいかも・・・・?(そうなら読まないかぁ)
でも、読んだことがあるのが1冊でもあるのならば、是非!!
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たまたまアフィリエイトに出てきたのでご紹介。
これは2年位前?に読みましたが、これもとても面白かったですよ~♪