人生に二度読む本/城山 三郎
¥1,500
Amazon.co.jp

どうやら著名なお二人らしい平岩氏と、城山氏の対談です。

人生に、二度読む本。

二度・・・・?

ほんとうに、二度だけ、でいいの??

と言いたくなるくらいの名作揃い。

夏目漱石 『こころ』

アーネスト・ヘミングウェイ 『老人と海』

太宰治 『人間失格』

フランツ・カフカ 『変身』

中島敦 『山月記・李陵』

ヘルマン・ヘッセ 『車輪の下』

大岡昇平 『野火』

ジェイムズ・ジョイス 『ダブリン市民』

ヴァージニア・ウルフ 『ダロウェイ夫人』

リチャード・バック 『かもめのジョナサン』

吉村昭 『間宮林蔵』

シャーウッド・アンダソン 『ワインズバーグ・オハイオ』


の計12冊です。

それぞれ詳しいあらすじつきなので、読んだことない人にでも楽しめます。

しかし、言うまでもなく読んでるほうが楽しめますが^^



私が読んだことがあるのは。。。

『老人と海』、『人間失格』、『変身』、『車輪の下』、『ダロウェイ夫人』

そして、読んだのかビミョウなところの『こころ』です。


読んだことはあるし、興味は持っているけれど・・・・

どれも「好きな作品」ではないかな?



もっとも最近読んだのは『ダロウェイ夫人』です。

私はもともと、プロットがしっかりしているものが好き。(みたい。)


意識の流れ――この手法は、本当に素晴らしいと思うし、しっかりと私自身認めて、評価しているつもりです。

凄いと思っている。

でも、合わない。

疲れるんだもんー・・・ひたすら、「これは意識の流れーーふつうに読んじゃダメ~~~・・・」と念じなければ読めなくって。

私、とても原書では読める自信がありませんガクリ



でも、とても興味ある技法であって、これが出てくると頭の中のアンテナ電波塔が反応しているんだよなー・・・。




そんな私に比べて、著者のお二人はすごい。

博識、とはこのこと。

本をどれくらい読んできたのか、って、喋らせたらすぐに分かるんでしょうね。


その作家の著書を何冊も読んだだけではなく、その作家の生涯などもしっかりと把握。

3,4作読んだくらいじゃ読んだ、とは言えないよねー・・・・しかも、翻訳だし。




上記のよう、日本の作品も紹介されています。


大岡昇平 『野火』

野火 (新潮文庫)/大岡 昇平
¥340
Amazon.co.jp


が気になってたまりません。著者のお二人は戦争経験者だから・・・尚更、対談読んでいても胸が締め付けられるよう。

ウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』とはまた全然異なりそうですね。

読むのは本当に辛そうだけど、読んでおくべき、読まなくてはならない作品だと思うので

いずれ読むつもりです。



かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)/リチャード・バック
¥500
Amazon.co.jp

こちらも、いい加減読みましょうか・・・・。

原書で読みたかったけど、何故か図書館で見つからず。

なんでだろう??

訳に特色があるようです。



ダブリナーズ (新潮文庫)/ジェイムズ ジョイス
¥580
Amazon.co.jp

私は『ダブリナーズ』ではなく『ダブリン市民』のほうがしっくりきますが^^

柳瀬氏の訳ならば安心だし・・・。

どうやら、すごく良さそうですね、気になってます。

ただ、ジョイスには凄くニガテ意識が。

初ジョイスが『フィネガンズ・ウェイク』だったのがいけなかったんです、わかってます。

なんだかまったくレビューになってませんが、この本は本当面白かったですよー!

数日で読もうと思っていたのに、あっという間に読み終わってしまいました汗


人生に二度読む本 (講談社文庫)/平岩 外四
¥630
Amazon.co.jp