読書の腕前 (光文社新書)/岡崎 武志
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読書メーターでお気に入り登録している方が絶賛していたので、気になって読んでみたものです。

読書メーターで仲良くさせていただいている方ってやっぱり、好み似ている方が殆どだし

私と比較にならんよ、というくらいの読書家の方が多い。

大変な本好き

が多いのでしょうね。

コメント欄で普段よりもかなり多い「ナイス!」をいただいて

あーやっぱり、皆さん本を愛してらっしゃるんだな~・・・・と実感。

ということで、(なにが?)

本好きの方には強く!!おススメします。

うんうん、わかるわかる、と強く頷いてしまうこと間違いなし。

著者とは読む本がかなり異なるため、はっきり言って全くついていけてないけど・・・

それでも面白かったので、もっと読書家の方だとより楽しめそうです。

ああ、もったいない。

それでも「わかるわーー!」と言いたくなっちゃう、具体例。

「私は図書館や大型書店などに置かれているような、あらかじめ読書のために用意された快適な椅子がニガテだ。だから、そこで本を読んだ記憶がほとんどない。」

ああ、わかる。

私も図書館で本を読む・・・・ってことが出来ません。

「閲覧室」なんて、むりむり。

落ち着かないし、飲み物や音楽とか欲しいし。

・・・・落ち着かない。

小学生のころは平気だったのになー。

因みに、勉強もニガテです。なんとかできるようにしようと頑張っているところ。

そして著者はベストセラーを読まないらしいです、あんまり。

「でも、ベストセラーになるには、何かしら理由があるんじゃないの・・・?」

・・・・ってわけでも、ないらしいですね。

私もあんまり読まないタイプ。

というか、ベストセラーに対してあまり好意的な見方をしていません。

「売れてるから、買う」ってなんかいや。

あっでも、それで50年くらい後にも残っている本ならば読んでいいと思うのだけど・・・

数年で消え去る本ってなぁ。

そして、昭和21年のベストセラー一覧なんて

サルトルの『嘔吐』やらアンドレ・ジイドやら、レマルクの『凱旋門』なんかが入ってます。

著者の言うよう、確かにすごい。

今とレベルが違いすぎる。

なんか寂しいですね~・・・

村上春樹あたりがベストセラーになるのはいいんだけど

タイトル見ただけで「う~ん・・・バカっぽい・・・・カピバラ」と思ってしまったりね。特に新書系デス・・・

また、著者は

「書評の仕事を表看板に掲げているとよく、どんな本を読んだらいいか、お薦めはありますか、と聞かれうことがある・・・・・」

と記しています。

ああー、ワカルー。

私も趣味は読書って言うし、文学の道に進もうとしている人種なのでね、

かなり言われます、聞かれます。

わかんないよねっ、こんなの!

「最近何読みました? 最近のヒットは??」

「最近のヒットは、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』ですっ☆」

って言っても、ドン引きされるのがオチです・・・・・噴出し

私も解な古典は通学時に読みます。

特に、大して読みたくもないけど、読まなきゃいけないような本とかは・・・

絶対に通学時だと読むから、それを選びます。

うんうん、わかる。

他にすることないしねー!

そして電車での読書って凄く、気持ちいいから。

・そして、

「本なんて読む時間がないから」

という人も多いけど、これに対して著者はけっこうキツめに書いていたり。

時間は作るものだし

忙しい!はよく言ってるけど(笑)

時間がない、とは絶対言わないようにしてます。

なんか・・・・逃げているじゃないですか。

本なんて、読む時間いくらでもあると思うし・・・・

読もうと思うのか、思わないか、それだけじゃないかな。

私は完全なる文学LOVE!!!! 人間なので

1日にまったく本を読まなくっていい人がいるってことがまず、正直信じられないのだけど

これが異常だってことは自覚していますし

人に「これを読め!」とか「お薦めだよ」と本を贈ったりってしたくないなー・・・。

薦めてもらって、残念ながら「合わなかった」ってこと、ありますしね。どうしても。

タイトルがあんまり魅力的ではないのが残念~~泣き

「腕前」だと、方法論だと思って手に取る人多そうですよね。

これは読書家のための本かな~~?

読書メーターでは絶賛されていましたよ。分かる気がします。

私も「腕」が身につけばいいのだけれど。。。


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