ベン・ハー 特別版(2枚組) [DVD]/チャールトン・ヘストン,スティーブン・ボイド,ジャック・ホーキンス
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長かった・・・・。3時間40分。

観るのに1週間くらいかかってますあせ


ルー・ウォレス原作の小説の、3度目の映画化。

アカデミー賞11作品で受賞、という最多記録を持つこの作品。


もっと古い映画なのかと思ったら、意外にそんなでもないんですねー。


やはり、アメリカアメリカだし。

人種のサラダボウル(古い。)とか言われているけれど、やはりまだまだ人口の割合で言うとキリスト教徒の割合が多い国。

だからこその受賞なんだろうなーとも思います。


主人公はユダ・ベン・ハー。英語発音だと「ジュダ」のほうが近いですね。

ユダ、というとキリストを裏切ったというあのユダがどうしても最初に思い浮かんでしまって

最初は完全に「???」でした。


今から約2000年前、ユダヤがローマ帝国の支配下にあった頃の話です。


ユダヤ人の貴族ユダ・ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)。

彼の幼馴染メッセラ(スティーブン・ボイド)がユダヤの都、エルサレムの新しい将校となったところ。

この二人は久々の再会に喜びますが・・・・

その喜びもつかの間、メッセラは変わってしまっていました。


仲間のユダヤ人を裏切り、売れ、という意味のことをメッセラはベン・ハーに頼みますが

当然そんなことはできない。


後に、ベン・ハーがある事件を起こしてしまいます。

しかし、それはメッセラ自身が身を持って「彼は無実だ」と知っていること。


ローマへの反逆罪に問われた際に、メッセラは無罪の口添えを請われるものの

「前に私が君に頼んだとき、君は拒否しただろう」


と拒絶され、ベン・ハーは奴隷としてガレー船のこぎ手に。

母と妹は地下牢へ幽閉される身に。


ベン・ハーはその途中で罪人として砂漠を歩かされます。

ひどい喉の渇きと、絶望感。


ようやく水のありかに辿り着きますが、

周りの罪人たちは水を飲むことを許される中、彼だけは

「そいつには水を与えるな」

と与えてもらえない。


しかし、それに逆らって水を差し出してくれるひとりの人物がいたのですが・・・・・。



長いんですが、もーーーちょっと短くならないものか・・・・と思ってしまいましたが

やはり評価されているだけはある大作ですね。


一度は観ておくべき。


徐々に、つながってきて・・・

ラストの30分くらいが特に凄いですね。


イエス・キリストの顔を意図的に映さないところが印象的でした。


ウィリアム・ワイラー監督自身がどうやら、ユダヤ人のようですね・・・。

やはりこういう映画はユダヤ人が撮ったほうが良いのでしょう。


メッサーラが、だんだんナチスのように見えてきます。

なんなの、あの人。

悪い人じゃないんだろうけど、むしろ、彼じゃなくってその社会に問題があるんだけど・・・

あまりに理不尽すぎて腹がたってきます。

ベン・ハー―キリストの物語 (アメリカ古典大衆小説コレクション)/ルー ウォレス
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原作はコレです。ぜんっぜん知りませんでした・・・・。


なんか変だな~~と思っていたら、ベン・ハーの半生とイエス・キリストの生涯を重ね合わせているんですね。