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イングランド国王ヘンリー八世の時代。

何度もブログで書いていますが、この時期は特に好きです。


アカデミー作品賞、脚本賞、撮影賞、主演男優賞など6部門で受賞している作品。

内容が内容なので、ずーーーっと観たかった映画。


主人公はトマス・モア(ポール・スコフィールド)。この方シェイクスピア作品結構出ているみたいですねー

トマス・モアと言えば・・・理想郷『ユートピア』です。

とか言いつつ、私まだ読んでいないのですが・・・世界史で間違いなく彼の名前は聞いたことあるはず。



トマス・モアが断頭台の露と消えるまでを描いた作品です。


もともと法律家、思想家であった彼。

官僚の最高位である大法官にまで上り詰めます。


確かもともとヘンリー八世(ロバート・ショウ)には気に入られていたのですけれど・・・

王妃キャサリン・オブ・アラゴンとの離婚問題に反対して、殺されてしまうことになる。

離婚して、さっさとヘンリーはアン・ブーリン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)と結婚したかった。


今「反対して」と書きましたが・・・

映画の中では「反対した」とははっきりとは言えない感じです。

実際どうだったんだろう?



国王に忠誠を誓うより、自らの信念を貫き通したトマス・モア。

とてもカッコイイ・・・・に尽きます。


彼には上記のよう、名誉も権威もあったわけで、家族もいる。

命を懸けて何かをする――とてもかっこいいと思うけれど、やっぱりそう簡単には出来ないと思う。


信仰とは何か。

生とは何か。

そして、生の儚さ。


ラストの「儚さ」は最後まで観ると分かるかと思います。


ある程度知識があってから観たほうが面白いと思うけれど・・・・


全体的にかなりよく出来た映画かなと思います。

衣装がとにかくいいですね・・・!

ヘンリー八世、もう姿かたち、服装からそっくり!

凄いよロバート・ショウ

この時代はふくらはぎが太いのが美徳とされたようで、ヘンリー八世は自分のふくらはぎがとにかく自慢だったとされています。

ちゃんと、そういうシーンも入ってました^^


ふくらはぎ・・・・・??

なんで太いのがいいんだろう。

ちょっと今だと分かりませんね汗



お世話になっているブロガーさんも書かれていたのですが。

アン・ブーリン役のヴァネッサ・レッドグレイヴ!!☆

え、『つぐない』に出ていたあの方だったのですね・・・!冷

ものすっごい可愛らしい感じのアンでした。性格良さそう。

ヘンリー惚れるの、無理もなさそう。


『ブーリン家の姉妹』のナタリー・ポートマン演じるアンは大変小悪魔だったので、新鮮です。