- ドイツ文学―名作と主人公 (明快案内シリーズ)/著者不明
- ¥1,785
- Amazon.co.jp
フランス、アメリカ、イギリス・・・と続きまして、今度はドイツ文学でございます。
ロシア文学は依然、予約中。
この5つの分野だと、まっちがないなく一番わからないのがドイツ文学・・・。
読んでいても知らない作品の多いこと多いこと・・・
いや、知らない作品のほうが断然多かったです。
68作品載っていますが、
読んだことがあるのはゲーテの『ファウスト』、『若きウェルテルの悩み』、カフカの『変身』、ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』、シュリンクの『朗読者』だけです。
いや、でも、ドイツって言ったらゲーテとヘッセ・・・よね??
『ファウスト』よりは『若きウェルテルの悩み』のほうが、と思っていましたが・・・
最近になってようやく『ファウスト』が評価されている理由が分かる気がしてきました。
レビュー書いているのは『朗読者 』のみ。
ゲーテは高校、ヘッセは確か中学のころ。
ヘッセのエッセイは大学に入ってからいろいろ読んだけど、合います
カフカの『変身』はカミュの『異邦人』と同時期に高校のころに読んだなぁ。
どちらも特に日本人に好まれているような??
ドイツ文学は孤独な主人公が多いそうです。
んー、確かにそうかもしれません。
どうも、あまり惹かれません。
フランス文学だってある意味暗いし、ロシア文学だってかなり暗いと思うんだけど・・・
なに?この独特な空気感。
ちょっとニガテ。
名前がとっつきにくい、っていうのもあります。(だけどロシアのほうがもっと・・・なはずなんだけどなぁ)
それでも読んでみたいなと思ったのは
ヴェーデキントの『春のめざめ』や、レマルクの『凱旋門』、プレンツドルフの『若きWのあらたな悩み』、そして、ヴォルフの『カッサンドラ』。
『凱旋門』は予約中。
『カッサンドラ』はその名の通りギリシャ神話のアポロンに言い寄られたカッサンドラです。予言能力貰ったけど、だれも信じてくれない・・・という。1983年刊とかなり最近らしいんですが、東西ドイツへの批判をこめて書いたもの・・・らしくてかなり気になってます。
ドイツ文学って、ほんっとうにナチスが関係してきますね。
ヒトラーが愛読した、とか書いてあると・・・・それだけでもう、読む気をなくしてしまうのですが。