タイトルだけは、知ってる。内容は、知らない。


 そもそもヘンリ・ミラーとヘンリー・ジェイムズとアーサー・ミラーって、よく混ざっていました・・むっ汗


 ヘンリー・ジェイムズって『デイジー・ミラー』あるし(苦笑)


 学会で取り上げられるため、必要に迫られて読んだ本です。

 ・・・じゃないと、読んでない。仮に読んだとしても、きっと読みきれなかったと思います。

 必死で読みました。

 読むの早いほうで、良かった(苦笑)


 かなり衝撃的!

 なんだ、このエロ小説は!!!冷


 ・・・・と、ゴメンナサイ、思ってしまいました・・・。

 凄まじい描写。

 凄すぎて、生々しすぎて、吐き気がしてくるほど・・・・。

 想像するのが読書の醍醐味のはずなのだけれど、想像しないよーに、しないよーに念じながら読みましたあせあせ


 シェイクスピア作品でもっともグロテスクな『タイタス・アンドロニカス』とか、最近読んだエドガー・アラン・ポーとかとはまた全然違った感じですね。



 簡単に言うと、性描写が凄まじくって。

 

 フランスでは評価されたらしいですが、アメリカでは、しばらく発禁になっていたそうです。


 それを知り、正直「・・・・・だよね・・・」と思いました。

 ヘンリー・ミラーって1891年生まれで1934年にこの『北回帰線』を書いています。そんなに昔のことではないのに、発禁処分って・・・・びっくり

 ロレンスの『チャタレー婦人の恋人』も同じようなことになっていて(ミラーと時代は全然違いますが)こちらも読んだときは「これで出版できなかったんだ~」だったんですね。こちらは文学的に評価されるのは納得なんだけどなぁ・・


 結局『北回帰線』は1964年に連邦最高裁にて「猥褻書ではない」とする判決が下されたらしいのですが。

 いや~・・・・学会用に読むんじゃなかったらとても、読めなかった。


 だって、ね、ちょっと引用ができないです。

 きっとこのブログ携帯からアクセス出来なくなると思いますよ(苦笑)


 「大胆な性描写や、人間疎外を生む、現代文明への激しい批判にあふれた作風」で知られる・・・・

 らしいけど、どこが文学的に評価されているのか全く分からなかったのが正直なところです・・・。


 驚いたのが、まさかの”自伝的小説”だってこと。

 ・・・そ、そんな生活を送ってたの・・・?

 とある方も突っ込んでたけど、著者がパリで生活していたのって3,40代くらいだったらしいんですよね。

 てっきり20代前半とかなんだと思ったら、そうだったのか。



 あらすじもなければ、ものすっごい参考にならぬレビューでごめんなさい。


 『南回帰線』も明日図書館の書庫から引っ張り出してくる予定です。

 こちらも・・・・・凄そうな予感です。



 最近机のまわりが本だらけ。

 図書館から借りてきた本常に大抵15冊常備って感じです。・・・・・幸せラブ


 


北回帰線 (新潮文庫)/ヘンリー ミラー
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南回帰線 (講談社文芸文庫)/ヘンリー ミラー
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