こちらも必要に迫られて読んだ作品。
 著名作くらいは知っていますよ?江戸川乱歩がこれからとられていて、推理小説の祖で・・・。
 確か、お母さんが女優でジュリエット役をしていたんじゃなかったっけ??
 『ロミオとジュリエット』で、仮死状態になっていたジュリエットが復活する・・・・。
 ポーは劇場にもよく連れて行かれていたそうで、
 彼にとっては母であるジュリエットが何度も何度も仮死状態→復活→死をたどる。

 それで、こういったポー独特の作品が出来上がったのではないか。


 とかって、なんかの本で読んだ記憶があります。た、確かポーだったはず。


 エドガー・アラン・ポーの生誕200年記念巽孝之による新訳です。

 この方の著書は幾つか読みましたが、うーん、訳が上手いです。おどろおどろしい様がよく表現されていて。


 私とポーの出会いはごくごく最近。

 講義で、「アッシャー家の崩壊」をやりましてねダッシュ



 単刀直入に言いますと、私もともとミステリーとか・・・・あまり好きでないためか、合いません。

 ”怖さ”は好きだけど、こういう死者の復活とかより、人間の本質による怖さ、とか、性格における恐怖みたいなもののほうが好みなんです。

 ミステリーがお好きな方は好きなんじゃないかな???


 だけれど、あんまり好きじゃない、と言いつつ

 さすが評価されるだけはあるなーとは感じました。


 これはポーの中でも代表作6作を収録しているそうですが、うーん・・・・「黒猫」「アッシャー家の崩壊」がやはりダントツですね。「黒猫」の衝撃といったらすさまじい汗

 それ以外は・・・・あんまり・・・・。

 ただ、この2作は天才的。


 ポーって、死者の復活好きですねぇ・・・・。

 こういう話はちょっと、あらすじ書かないほうが良さそうです。

 6作収録されて200ページとすっごい薄いので、気になった方はどうぞ読んでみてください。お値段も凄い安いし!


 ミステリーもそうだけど、ゴシック小説がそもそもあまり好きでないしなぁ。

 『嵐が丘』とかもそんなに・・・だし、『ジキル博士とハイド氏』は好きだけれど。


 ただ、建築様式であれば、ゴシックがいちばん好き。

 読んでいて若干気分が悪くなることがあるので、夜はやめたほうがいいかも。
 私、通学片道で読みきっちゃいました。

 このポー短編集Ⅱも借りてきたので、読んでみたいと思います。

黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)/エドガー・アラン ポー
¥380
Amazon.co.jp

エドガー=アラン=ポー 怪奇・探偵小説集 (1) (偕成社文庫 (3122))/エドガー=アラン=ポー
¥630
Amazon.co.jp