最近ちょっと忙しいのと体調が優れなかったためにあんまり更新できませんでした・・・(元気なことのほうが少ない気もするけど?)
金曜夜は飲み会がありました。なのにね、私、30分しか出れてません。着いたらすぐにラスト・オーダーって!!
友達やら彼氏やらに嘆きました、もう(涙)
なんか、やっぱり毎週飲み会やっているような?
レビュー出来ていなかったけれど、是非させていただきたいと思ったのがこの「つぐない」。
イアン・マキューアンの『贖罪』が原作です。
イアン・マキューアンは・・・4作品読んでいるのかな?講義で取り上げられることも多い現代イギリス作家です。『アムステルダム』でブッカー賞を受賞しているのですが、あれ、個人的にあんまり好きじゃないです。
彼のことは特別好き、というわけではないのですけれど、タッチがかなり独特。
そして”狂気”を描かせたら上手いのかな~とも思えます。
基本的に重く、暗いです。
さてさて。
プライドと偏見
のスタッフとキャストで作られたこの映画。確かに主演はキーラ・ナイトレイだし、同じだなーと言うのと・・・映画の雰囲気がかなり似ています。ほぅ、キャストも一緒だったんですね。どーりで似ているわけだ・・・。
映画好きな方から特に評価されている映画なようです。
Atonement つぐない。さて、何をつぐなうのか???
つぐなわなければならないのは、一人の少女でした。
何年も後に自分の”非”を認め、どうやっても許されないと知りながらも精一杯つぐなおうとする。
根性はひんまがっていると思うし、正直可愛げのない、観ていてイライラするような自己中心的な(でも、子供だったらある程度は仕方ないですよね)女の子。
でも、悪意があってしたことじゃない・・・・。
簡単に言えば、早とちり。
そんな単純なことで、何人もの人々の人生を狂わせてしまった少女の物語です。
その少女の名は、ブライオニー・タリス。3人の女優さんが演じていますが、特に13歳の彼女を演じたシアーシャ・ローナンに注目です。
前述したよう、とにかくイライラするんです。
もう最後のほうには顔見ただけでイライラ・・・・・・ってことは、相当上手いってことなんですよねー。
そのブライオニーの姉がキーラ・ナイトレイ演じるセシーリア(シー)・タリス。
主要登場人物であることは間違いないけれど、一番重要なのはブライオニーだと思うのですが。
かなり漠然とした書き方ですみません
何ていうのかなー・・・・きっと専門用語があると思うのですが、それぞれの現実や思想が交差して描かれている様が見事です。
色んな偶然がぶつかって・・・・の悲劇、ですよね。こういうの好きです。
ただ、最初は結構いい感じだし、最後の終わり方もイイ!!
と思えたのに、その中間がいまいちとしか言いようがありませんでした・・・・。
もー、暇でしょうがない。早送りしたい。いや、もう、観るのやめようか・・・・とまで思いました
そこまで思わせておいて、最後にしっかり考えさせるのは逆に凄いとも思えるのですけれど、まー、イアン・マキューアンってもともとそういうまどろっこしい描き方する人だし・・・
原作がそうなっているのかな。
キーラ・ナイトレイに飛びついて観る女の子ですが、甘いラブストーリーを期待してみると・・・・ちょっと違います。
女の子向け、というよりは考えたい男女どちらにもお勧めです。
観た感じでは、これはかなり忠実に映画化されていると思います。
原作は恥ずかしながらまだ未読なんですが・・・・きっと、1日で上下巻読みきってしまいそう。
確かベストセラーなんですって。
読みやいのは山々なんですが、なんせ、机の上が本の山です。
何冊か同時に読むのはいつものところだけど・・・・6,7冊となってくるとしんどいね
今年中に読めるかな~??
とか言って、すぐに借りてきて読んでしまいそうです。
でもね、たぶん小説のほうが良いような気がするの。
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