フランス文学で一番好きな作家は・・・・と聞かれると、やっぱりアレクサンドル・デュマと答えます。
『モンテ・クリスト伯』が大好きです。
とか言いつつも、フランス文学に関しては全く詳しくないのですけどね
間違いなく、趣味として読む本もこれからイギリスやアメリカ文学中心になるだろう・・・と思われるので、久々にフランスを手に取りました。
アレクサンドル・デュマ。父親と同じ名前なので、デュマ・フィス(息子)とよく呼ばれます。(大デュマ、小デュマとも言われますが)代表作はやっぱりこの『椿姫』。『カルメン』などとよく比較されます・・・・が、私まだ未読です。
デュマ・フィスはアレクサンドル・デュマがお針子に産ませてしまった私生児。父は好色なことで有名だったようですし、子供が何人いたのか全く分からない模様。
椿姫、ことマルグリット・ゴーティエは白い椿を好むために、こう呼ばれた。
高級娼婦のマルグリットに一目惚れしてしまったアルマン・デュヴァルは、何とか彼女に近づこうと必死。
2人は次第に相思相愛になり、マルグリットはパトロンたちを捨ててまで、一緒になろうとします。
今までの享楽に溺れる日々を捨て、ささやかながらも幸せだった毎日。
しかし、そこに現れたのはアルマンの父親でした。
息子の良からぬ噂を聞きつけ、息子の身の破産を、家を傷つける行為を、何より息子のことを心配して駆けつけます。
この物語は、高級娼婦 マルグリット・ゴーティエの遺品のオークションから始まります。
何かに惹き付けられたのか、『マノン・レスコー』に100フランもの大金をはたいて買ってしまった語り手。
その後、どうかこの本を譲って欲しいというアルマン・デュヴァルという青年が彼の元を訪れ、急速に親しくなったアルマンの話を語り手が本にする・・・・という形を取っています。
これ、『マノン・レスコー』に似ているんですって。
私未読なので、何とも言えないのですが・・・・映画のほうも、勿論小説も有名ですし、いずれは読んでみたいと思っていた作品です。
古典、といっても全く堅苦しいものではなく、150年前のものとは思えません。(とか言いつつ、150年前って結構最近に感じちゃう自分。笑)
これは完全なる恋愛小説、しかも悲恋モノなので、女性向きでしょうねー。
実際泣きはしなかったのですが、思い当たる、という方多いんじゃないでしょうか。
思わず過去の恋愛と重ね合わせてしまいます。
妙に・・・・リアルだな~・・・・と思われた方、それもそのはず、
有名な話ですがこれは著者の実体験を元にして書かれたお話。
しかも、20歳のときに出逢った高級娼婦との恋を元にしているんだそうです。
そして、彼女も病死してしまったんだとか・・・。
切ない、ラヴ・ストーリーです。
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久々に予約更新じゃあ、ありません。ワインを開けて、リラックスしながら書いてます
友人と出かけて、夜にちょっとだけ彼とデートして、その後夜にひとりドライブしてきました。目的ナシで、かなり遠くまでドライブ・・・
週に200キロくらい乗ってるよね。
勉強もちゃんとしたし、これからワイン片手に映画観ようかな~。