とてもインパクトの強いタイトルと、表紙。そして・・・・・訳者が小田島雄志さんの息子さん夫婦・・・・読めって言ってるよね。テスト前だけど、読めって言ってるよね。
斬新な角度からシェイクスピアを掘り下げる本。入門書・・・・ではないけれど、専門書でもない感じ。ある程度、シェイクスピアのことを知っていて、「へえーそうなんだ~~」と思うための、本という感じ。(意味わかんないですね)
なんせ、400年も昔の人。今更新事実発見ってことはなさそうだけど・・・・シェイクスピア研究家は、それでもどこかに眠っているんじゃ、と血眼になって探す・・・。
著者のビル・ブライソンは、何人かの専門家の名を挙げて憶測に過ぎないのに、やたらと確信を持って発言している・・・ということを述べています。
好きだからこそ、美化したい。
「そうに違いない!!!!」と思ってしまう気持ちは・・・・私にだって分かります。
このあたり、かなり著者は客観的なんですが、だんだん主観的に・・・・。でも、読みモノとしてはかなり面白いですね
そもそも、シェイクスピアの顔。本当にこうだったのか・・・・・かなり怪しい。残ってるものは3つほどしかないのに、大して腕のない彫刻家が作ってしまったりと残念な感じです。
肖像画の信憑性はあまりないって色々言われているのは知っていましたが、これを読む限り余計に「これがかのシェイクスピアの顔・・・」とか思っちゃいけないんだなって。
最近かなり感じてきているのですが、本って、信用しちゃいけない。
いや、もっとネットなんて信用しちゃいけないんですが、「へー、そうなんだー」じゃなくて「これは一意見!」「違うかも!」と思いながら読むってことの難しさを痛感してます
それでも、(注:私にとって)ショッキングな新事実ー!!
そもそも、 シェイクスピアってWilliam Shakespeareって綴るんじゃなかったのシェイクスピア、って長いから書いた後にちゃんと11こあるねーって確認してたのに・・・
いや、まずなんかの本で「最近の英米人は、基本的な綴りも分からなくなってきている。シェイクスピアの綴りでさえ、知らんのだ」とかって書いてあったよ
シェイクスピアは100万語近い言葉を残したのに、自筆による言葉はたった14語しか残っていない。サインが6つに、遺言書のby meで計14語。
その中で、ひとつも同じ現存するサインがなかったらしいのです。
Willm Shaksp, William Shakespe, Wm Shakespere, William Shakspere, Willm Shakespereそして William Shakespearの6つ・・・。しかも、発音も不明。もしかしたら「シャクスピア」だった可能性も大いにある・・・・と。
この時代には、今や誰もが認める世界共通語の英語ですが、まだまだ地位が低く、もっぱらラテン語が主流。小さい頃から叩き込まれ、今のラテン語専門の教授などよりも詳しかった・・・などと言われるほど。
公文書や文学も全てラテン語です。(デカルトはラテン語ではなくてフランス語で書いて、ここまでフランス語を高めたらしいですよ^^)
造語や新語を作ること、新たな言い回しを作ることに長けていたシェイクスピア。英語が誕生して以来、もっともよく引用される英語の10分の1はシェイクスピアから来ている・・・らしいです。
すっごいねー!!
さてさて、残りのレポートを仕上げることにします。
明日から大学祭のほうの、企業廻りスタートです(しかも、テストに間に合うように帰ってくる・・・・というかなり逆転)やっぱり、私、営業好きみたい。
遅くなってしまったけれど名刺もギリギリ間に合って納品してもらったし、これからほぼ毎日スーツ生活です
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