最近こういう類の本のアップが増えてますねー。つまんないとは思いますが、書いといたら後でかなり役立つので^^


 うんうん、これはシェイクスピアを本格的に学ぼうとする人たちにはホント必読。

 タイトルから見ると入門書?もっとかるーい感じを想像していましたが、かなり本格的。

 入門書どころか専門書と言って良いでしょう。


 注釈も豊富で助かります。

やっぱりそのページに載ってくれているといちいちページ捲って最後のほうにまで飛ばなくていいから良いですね。面倒なんだもん、この作業。そして読まなくていいやーってなるときもしばしばありますし汗



 シェイクスピア研究とは何か、から始まり・・・さまざまな批評方法(歴史的批評、性格論、本文批評等)、今後のシェイクスピア研究、研究論文のガイド、更には学際的研究まで。

 サブタイトルにもあるよう、参考文献へのアプローチ・・・ですので、それについての代表的な論文等もしっかり紹介されているところが何よりも素晴らしい。

 著者も記しているよう、ないんですよね、こういう本って。

 ただし、論文は殆どが英語表記。ま、著者が外国人だから当たり前なのかもしれないけれど・・・・まずは出来たら日本語からあたっていきたいところ。

 ・・・・というか、日本語訳がある英文の論文からスタートさせたいですね。


 卒論もやはり英語の論文や参考文献は用いるべきだし。

むー、とりあえず幾つか探して読んでみることとします。この本は買うべきかも。


 ただし、これは訳の問題ですね。そんなに古い訳じゃないはずなのに、戯曲のタイトルの訳が古い。『以尺報尺』、なんだ、これ??

 と一瞬思っちゃいました。これ最近は原題のまま『メジャー・フォー・メジャー』って訳されることもありますし、やはり一番最近メジャーなのは『尺には尺を』とかじゃはてなマーク

 ま、どーでもいいところなんでしょうけど・・・・


シェイクスピアを学ぶ人のために―参考文献へのアプローチ (シェイクスピアブックス)/デイヴィッド・M. バージェロン
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