こういう図説モノは、カラーで紙質もよく、分かりやすくて好きですニコニコ今回読んだのはイギリス史のほうですが、数週間前に同シリーズの↓ギリシャ神話のを読んだばかり。

 こちらも凄く写真が美しく、ギリシャやローマの建築物、彫刻の写真が豊富で非常に参考になりました好


 イギリスの歴史に初めて興味を抱いたのは、シェイクスピアのリチャード3世を読んだ時です。世界史を勉強したとはいえ、バラ戦争なんてさらっとしかやらない。受験に出るところじゃない。懐かしき用語集を引っ張り出して調べてみても、やっぱり多少解説が載っているだけ。


 シェイクスピアにしても、どんな作家や戯曲家でもそう。フィクションは、フィクション。小説は、小説。

 歴史小説といえど、出来る限り調べに調べて書いたにしても書いたのは人間。それが事実に限りなく近いにしろ「正確」だと言える保証は無い。

 この本で学んだことは、本に書いてあること全てが正しいのだ、と鵜呑みにしてはいけないということ。小説じゃなくて歴史書などでも、レポートを書く時参考文献を1冊しか用いなかったりすると凄く偏ってしまう。(私の場合、南北戦争と奴隷制で凄くそれを感じました)

 同じテーマで本を調べてみると、書いてあることが全然違うよビックリマークガクリ


 

リチャード3世にしてもそうですし、メアリ・スチュアートにしてもそう。

 去年アレクサンドル・デュマ著『メアリ・スチュアートレビュー→こちら を読んで、彼女に対して凄く好感を持ったんです。それと同時に、エリザベス1世に対してあまり良い感情を抱けなくなり・・・。

 でも、この本を読むと、エリザベス1世は最後の最後までメアリ・スチュアートを処刑するかどうか迷い続けた、とあるではないですか。しかもエリザベス1世の暗殺計画への関与が判明したから、メアリーは処刑になったと。

 ・・・・そうなの!?


 イギリス史となると欠かせないのがこういった歴代の王とか、王位継承権を巡る争い。これはイギリスだけでは勿論ないですけどね。

 イングランドも、スコットランドにも王位継承権がある。どっちも欲しいわーラブラブ

 みたいなのとか。

 贅沢じゃないでしょうか。せめて1つで満足しなさいよって思ってしまいます。


・・・そもそもですね、そんなに国王になりたい理由が分からないのです。王位に就けば暗殺される可能性も当然高くなり、


 お金は王位継承権がある、って時点でかなり持っているはずですし、名誉?名誉のため?いや、逆にそこまで高い地位にいたらトップに行きたい、って思うものなの?

 元々国王の子として生まれたり、自分が王妃だったりしたら「自分の子に王位を継がせたい」と思う気持ちは理解できます。

 でも。。ここまで来るとやっぱり理解不能汗

 


 ヨーロッパの中で最も日本に馴染みのある国のひとつであろう、イギリス。日本ではイギリスイギリスのことをイギリスというけれど・・・

 イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドで日本で言う「イギリス」。小学生低学年くらいの頃は全く理解できてなくて、イギリス=Englandだと思ってました。

 知人でスコットランド出身の方がいるのですが、やっぱり「イングランド出身だったよね?」と何度言っても未だに間違われるとか。


 この本では特に、テューダー朝、スチュアート朝、ハノーヴァ朝あたりの歴史についての記述が豊富です。

 そして、歴史を知る上では非常にためになる風刺画も結構多く、面白いですキラキラ風刺画って好きなんです。

 元々まっすぐ!!ストレート!!捻りなし!の現代小説(・・って一概には言えないけども、古典の方がクドイ書き方するので)よりも風刺盛りだくさんな小説な方が好きなのであせる



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