こちらも書店で平積みにされていて、気になった本の一つです。


 ペーパーバック、誰もが1度は読んだ事があるかと思います。でも、挫折した人も多そう・・・。

 私は気が向いたらたまーに読む程度ですが、最近はすっかりご無沙汰です汗


 中学1年の英語の知識があれば、誰でもペーパーバックを読めるようになる!著者はこの多読のための講座を開いていますが、1年以内に20%以上の人がペーパーバックを読めるようになっているという実績があるそう。


 洋書を読むときに必ず言われるのが、「辞書を使うな!」ということ。これには私も賛成です。

 だからと言って全く辞書を使わないで読む、というのも難しいですが・・・いちいち現実に引き戻される感じは好きじゃない。どうしても使うなら英英がいいです。


 また、著者は「辞書をひかない」のほかに「分からない語は飛ばす」「難しかったら直ぐに投げ出して次の本へうつる」を挙げています。

 分からない語は、飛ばすんです。推測しましょう、というのが一般的だと思いますが、それはまだまだ先のこと。飛ばしていても、そのうち分かる時が来るというのが著者の考え方。とにかく読むことに集中!ってことなんでしょうね。


 ペーパーバックと言っても、難易度には色々有ります。

 書店に行けばTOEIC○点向けなどと書いてあるものも多いですし、ちゃんと帯に中級とか英検○級程度などが書いてあったり。

 また、代表的なものにPenguin ReadersOxford Bookwormsなどもありますし。

 個人的には講談社インターナショナルのルビ訳付きの凄い表紙が素敵な初心者向けのものもあるのですが、これはあまりおススメしません。

 ルビ訳付きだから辞書をひかなくていい!が売りなんでしょうけど、ルビ多すぎて英文読んでるんだか日本語読んでるんだか分からず、中途半端だなぁとショック!


 著者はまずは絵本から始めましょうと言っています。基礎的な語彙などはこれだけでも十分に身に付くし、電車内でいい大人が読むのは厳しいけど(笑)これが意外とためになる、生きた英語が身に付く、と主張しています。

 何より英語に苦手意識を持っている人にいいんでしょうね^^


 Theってどういう意味だと思いますか?日本人ならそのと大抵の人は思っているはずです。でも、それは間違いだ。Theが「その」だと思っているからいけないのだ。そもそも、日本語にはTheと同じ意味のことばはない、と。意味がある、というよりもTheはTheの役割が与えられているだけだ。

 確かにTheは不定冠詞の中でもっともよく使われ、訳されないことが殆どですよね。


 また、beforeは前に、afterは後に。

 誰でもそう思っていると思いますが、英文は前から訳せ。口をすっぱくしてどの先生もそう言います。後ろから訳すとスピードが落ちるし、こういったペーパーバックを後ろから・・・となると「読む」ではなく日本語に「訳す」になりますしね。

 だからこそ、このいちいち後ろから戻ってくる作業を無くすためにもbeforeを「~後に」と訳しましょう。

 つまり、A before BはBする前にAしたではなく、Aした後にBした、と考えましょうということです。但し、これもいつも必ずこう訳すわけではなく、やはり文章の流れで決めましょうという事ですね。


 afterも同様です。

 これ、凄いですねびっくりこれからこういう風に考えようと思いました。思いつきもしなかったよ~。


 余談ですが、最近新たにオープンした書店が多いんです。つい最近、札幌駅直結の某ショッピングセンター5Fにも出来、昨日覗いてみたら洋書の豊富なこと!メジャーなものが多く、凄く探しやすい。気に入ったわラブラブ

 洋書のセールなんて、最近本当に頻繁に見かけるようになりました。


 映画を観て、その原作を読む。また、大好きな本が映画化され、その映画を観る。

 そういう出会いがとても多いんです。

 同じ様に、先に洋書を読み、その後に翻訳されたものを読む。またはその逆。

そういうのも、「こういう風に訳してるんだー」と発見できて、面白そうですね。


 でも、個人的には・・・・ね、ペーパーバックってあまり好きじゃない。

 本はじっくり、ゆっくり、というよりも先が気になって直ぐに読み終えたくなるタイプ。早けりゃいい、ってもんじゃないけど読みたい本なんて何百冊もあるのですから。


 それと、どーして海外の本って紙が粗悪なの?再生紙だから、とかそういうことじゃなくて、字が滲んでいて非常に読みにくいのも多いし、表紙も薄っぺらいから手で持って読むにしても安定しない。なんていうの?勝手に閉じようとしません??

 日本が拘りすぎなのかもしれないけど、まず、表紙で「読んでみたいな」と思うことはないです・・・。(ハリー・ポッターとかさ、ちょっとあの表紙は酷いもんだと思うのですよ・・・。電車内とかで読みたくないなとか思ってしまうくらい)


 一度読んだことのある、凄く好きな小説でも読もうかなーなんて考えていますニコニコ

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