ゴッドファーザー。
知らぬ人はいないと言ってもいいでしょう。でも、観たことある人って少ないような。観たいと思いつつなかなか観る機会がなかったのでようやく・・・です。さすがにイタリアのマフィアの話で、マーロン・ブランドとアル・パチーノが出てて・・・ってことくらいは知っていましたが。
ゴッドファーザーの愛のテーマ。たまーにカラオケで歌っちゃったり前の携帯の時はメール受信の時の着メロにも使ってました。
ゴットファーザーって・・・神の父?なんとまぁ、大袈裟な。
・・・と思っていたら、調べてみるとゴットファーザーってマフィアのボスやそのファミリーの敬称でもあるけど、元々の意味はカトリックでの洗礼時の名付け親という意味らしいのです知らなかったー!
なるほど、だからやたらと「名付け親」「名付け子」や「洗礼」という言葉が出てきたのですね。それにしても「名付け子」って言葉初めて聞きました。
マリオ・プーゾの同名小説の原作を映画化し、1972年の公開され、大ヒット。アカデミー作品賞、主演男優賞、脚色賞の3賞を受賞。ゴットファーザーPARTⅡも同じくアカデミー作品賞を受賞しています。こちらBSで明日夜やるんですよね。観たいな。
映画ってどうしても続編になると質が落ちてしまうもの。続編でもアカデミー作品賞を取るなんて異例なこと。やはり、唯一の例だそうです。
あらすじとしては・・・(注:ラストに完全にネタバレ含みます)
時は1945年。ゴット・ファーザーと慕われるドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)
が率いるイタリアのマフィア。彼の3男であるマイケル(アル・パチーノ)は恋人のケイ(ダイアン・キートン)に自分の家族とは家族として以外は無縁だ、と誓っており、父もまたマイケルに堅気の生活を送ることを望んでいた。
ドンの名付け子である人気歌手ジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)は新作映画にどうしても出演したかったが、プロデューサーのウォルツ(ジョン・マーレイ)がYesと言わずに、ドンの元へ相談が寄せられる。
俺にはむかうと、どういう目に遭うかわかってるのか?とでも言いたげに、なんとウォルツがある朝目覚めると、自分の手が血まみれであった。しかし、自分は痛みを感じない。叫びながらベッドを捲ると、そこは血の海。なんと自分の60万ドルで買った競走馬の首がそこにあったのだ。
その後、ジョニーに大役が与えられた。
父ドンがソロッツォ(アル・レッティエーリ)からの誘いの麻薬取引を断わり彼の存在が邪魔になったため襲撃され、重体だと言う事を知ってから彼は変わる。短気で腕っ節の強いタイプの長男ソニー(ジェームズ・カーン)と異なり、マイケルは頭脳派。
何とか一命を取り留めたドン。偶然にもマイケルが2度目の襲撃から父を救う。このままでは、また敵は止めをさしにくるだろう。
ソロッツォの後ろにはタッタリア・ファミリーがあり、ニューヨークの五大ファミリーが動いている。こうして1947年の戦いが始まった。
彼はしかし、停戦を申し入れてくるが父親の敵を、と立ち上がったのは三男のマイケルであった。マイケルはソロッツォと警部を殺し、その警部はその2人と何故一緒にいたのかと大問題になる。知性派の彼の思惑の通りに事が動いた。
しかし、当然タッタリアは黙ってはおらず、長男ソニーは敵の罠にかかり集団で銃撃を受け殺される。
その後和解し、身を隠していたマイケルは家に呼び戻され父の後を継ぐことになる。
ある日マフィアの大ボスは、静かに心臓発作で息を引き取る。
その後直ぐにマイケルの天才的な頭脳で練られた計画によって、ライバルのボスたちは次々に殺され、その勢力は一向に衰えなかった。
ソニーを罠にかけたのはタッタリアに頼まれたマイケルの妹の旦那であったため、妹に懇願されたのにもかかわらず彼を殺してしまう。
嘆き悲しむ彼女に詰め寄られているところを目撃したマイケルの妻となったケイは不安を覚え、本当なのかと尋ねる。
マイケルの答えは、NOであったが、その直後にケイが見たものは彼の忠実な部下となった者たちに敬愛の意味も込め、手にキスを受けているところであった。
彼はゴットファーザーとなったのだ。
・・・というものです。
アクション、ホラー、サスペンスなどがダメな私。パイレーツ・オブ・カリビアンやロード・オブ・ザ・リングなどもダメ。ミイラやゾンビみたいな得体の知れないものが出てくるようなファンタジーもダメ。(ハリー・ポッターやハンコック、スパイダーマンくらいならいけるけど)
映画は好きなのに、観れる物が限られるのです
この作品は何人殺されたのか数えたくなるくらいどんどん殺されていきますが、セーフでした。
予想以上に、面白かったドンが襲撃されてからどんどんマイケルが変わっていきます。
こんな家に生まれたら大変だろうな、こんな家に嫁いだら相当苦労するだろうな・・・とかなり思ってしまいました。
単にマフィアの殺し合いの映画ではなく、大ボスであるドンは子供たちをとても愛し、麻薬取引でも子供らに売るようなことは絶対に避けなければと主張します。簡単に人を殺すマフィアの集団でも、人間らしさは息づいているのだなと思いました。復讐したいのなら、何の罪もない妻や子を狙って抹殺するのが一番手っ取り早い方法でしょうしね。
それにしても、人を殺して良心が咎めたりしないのかな・・・
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