EPSONのPM-A700について価格.comからリンクを辿って来られた方は、下記のリンクをご覧下さい。
http://ameblo.jp/akame9/entry-10463679353.html



いやはや、慣れとか気の緩みとかというものは恐ろしいものでございまして、とうとうやっちゃいました

このプリンタは、Canon BJS500という機種で、かれこれ10年以上前に出たものです。
これ、黒のインクが全然出なくって、「何とかしてくれ」ってことでしたので、
「ハイハイお安いご用でございます」と気軽に請け負ったのですが・・・

で、いつものように、赤目の得意技、注射器強制噴射法でスピード解決と思いきや、

あれ~っ

注射器強制噴射法をやったらプリントヘッドが認識しなくなっちゃった(ガーン)


オレンジのランプが7回点滅っていうエラーパターンは、プリンターがプリントヘッドを認識できないときに出るエラーです。

マニュアルによれば、カートリッジの接点部の汚れを確認するようにと書いてありますけど、これ、単なる端子の接触不良とかいう問題では無さそう。
だって、端子を綺麗に磨いても全然治らないんだもん。
どうやら、ヘッドを壊してしまったようです

しようがないから、その足でHOへ走り、ジャンクなBJS600を840円で購入し、ヘッドを部品取りして交換し、一応これで一件落着ということにしてしまったんですけど(この機種のプリントヘッドは、
I6100/I6500/MPC400/MPC600F/S600/S630/S520/S530/C50/C70/F50/F30/FAX-C855/535PD/S500
すべて共通なのです)、それにしても、いつどこで失敗してしまったのかちょっと納得がいかなかったので、分解して調べて見ることにしました。

で、壊れたヘッドの底面に付いているネジ2本を取り、ノズルをめくってみると・・・


うぅ、フレキとノズルを繋ぐ配線が超コマカイ・・



これを見た時、あ、そういえば・・と、ちょっと思い当たるフシがあります。
今回、インクのつまりが結構頑固で、インクの吸入口から注射器を当てただけではなかなか開通しなかったため、ノズルの吐出口からも水を流し込んでみたりとか、随分と大胆なプレーをしていたのでした

ふむ、これでヘッドが壊れた原因がなんとなくわかったような気がしました。
多分こういうことだと思います。


ノズルの吐出口から水を流し込んだ
     
そのとき、ヘッドの細かい配線の部分に水が侵入した
     
その状態で、プリントヘッドを本体にセットし、電源を入れた
     
侵入した水がヘッドの配線をショートさせた
    ↓
ショートした結果、ヘッドが壊れた



いまさらなんですけど、このインクの吐出口の上下にある半透明の物体(写真の黄色いマルで囲った部分)は、防水シール材のようです。
おそらく、ここから水が入り込んでしまったものと推測されます。

これはこのプリントヘッドのアキレス腱とも言うべき部分でしょう。
ここにちょっとでも水が入れば、即オダブツ、みたいな。

確かに、今回は慣れのせいもあって、「やり方が雑になっていた」ってのはあるんですよね。

こうならないようにするための対策としては、やはり、


 ここのシール部分は大切に扱うこと
 吐出口側から水を入れてはいけない。吸入口から水を吸い出すことも行為としては水を逆流させるという意味では同じなのでダメ。
 許されるなら、洗浄後、すぐにヘッドをセットせず、十分に乾かして水を抜くこと

こんな感じですかね。やれやれ

ただ、念のため申し上げますと、これは赤目の独自の検証に基づくもので、この記事の記載に関して赤目は一切の保証はしませんので悪しからずです



※今回投資額:840円
※難易度レベル:低
 


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