FUJIFILM FinePix1700Z。以前にオクで950円(送料手数料込み1450円)で購入したものです。
元々付属品一式が欲しくて落札したものですが、本体をこのまま放っておくのはもったいないと考えて、こいつもお得意の赤外線カメラに改造してみることにしました。
縦型のFinePixの分解方法はどれも構造的に大きな違いはなく、同じようなものです。詳しくはこちらの過去の記事 を参照してみてください。
CCDは黒いシールの下にあります。シールを剥がすとネジ止めされた金属板が出てきますから、これを外せばCCDが拝めます。
というわけで、いつものようにCCD側についているローパスフィルタを取り外し、IR76フィルタを埋め込みます。
ちなみにこの機種のローパスフィルタの厚みは0.45mm厚でした。
で、軽くちょちょいと作業して、ぱぱっと完成。
さて、出来上がったので早速試写。
FinePix1200と撮り比べてみました。
(左が1200、右が今回の1700Zです)
なかなかいいですねぇ。ナイスです
FinePix1200は130万画素ながら手持ちの赤外線カメラの中では最も画質に優れたカメラなんですけど、ほぼ互角の勝負です。
というより、1200よりノイズが少ないから1700Zのほうがちょっと優勢かな
それ以外にも1700Zのほうが有利な点がいくつかありまして、光学ズームがある、ボディサイズが1200よりやや小ぶり、シャープネスなど各種設定が4段階で設定できる、といったところが1200と比較して良いところですね。
というわけで、この勝負、画質はほぼ互角ながら総合力で1700Zの勝ちと判定いたしまする
過去6台の赤外線カメラを製作してきた中で常に頂点に君臨していた1200でしたが、ついに王者交代ですか。
で、FinePix1200のほうは充分に遊ばせてもらったし、もう手放してもいいかな。
FinePix1200、欲しい方いますかぁ~
もし欲しい方がいらっしゃれば無償で差し上げますので、お名前と返信メールアドレスを明記のうえ、
XXXXXXX@yahoo.co.jp
までご連絡ください
(「XXXXXXX」は、「akame9n」に置き換えてください)
発送はレターパック500です。送料・振り込み手数料はご負担お願いします。
一応、申し込み期限は平成22年8月31日までとさせていただきます。
応募者複数の場合は当方で厳正なるアミダで決定致します。
(FinePix1200の記事はこちら )
ちなみに、1700Zを赤外線化する場合、アクリル板の埋め込みは必要ありませんでした。
逆にアクリル板を埋め込むとピントが合わず、マクロモードで何とか通常撮影のピントが合うといった状態でした。
いままでは「ローパスフィルタを取るとピントがズレるからそれをアクリル板で必ず補ってやる必要がある」と盲目的に信じていたのに必ずしもそうばかりではないことを知って軽いショックを受けました。
何かピントの仕組みが分からなくなってきちゃったなー
ワタクシも悩み多きお年頃、です。
※今回投資額:---円
※難易度レベル:低
※注意:感電の危険があり、かつ、強い赤外線を直接見ると目を傷める恐れがありますので、良い子は絶対にマネしないでください。