2015年2月 高知県 四万十町大正の石鎚神社 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

高知県高岡郡四万十町大正に石鎚神社がある。

ここはヤフーの地図にも載っているので場所はすぐ分かるがはっきり言って遠い

ここに限った事ではないがこんな所の石鎚神社をググってもヤフっても出てくる

はずがなく、とにかく行って見るまで実際に存在するのかも分からない ! !

今までも何件かは地図に載っていても現地には無いという所もあったが、ここに

ある石鎚神社は予想に反して訪問して良かったと思える石鎚神社であった。

元々は石鎚本教の教会に属していたのであろう「石鎚本教城山教会」と言う所で

あった。

きっちり管理されている事が伺える神社であり参道の2つの石碑も内容はすば

らしいものであった。

この石鎚神社境内には珍しく大師堂があり神仏混淆の時代からここにあったの

だろう、石鎚神社の入口横は急な岩壁になっているがここには2条の鎖が掛け

れていて先端には大リング、ひとつひとつの鎖には奉賛者氏名が刻まれてい

石鎚山の鎖と同じである。

しかしこの鎖場は実際に登る事ができるような所でもなくおそらく石鎚山に見立

ているだけだと思う。

この石鎚神社は谷筋にあり境内正面には水量は少ないが滝となっていてここで

禊をしていたのだろう、こから20mほど上に小さな社が見える。

鎖の所からずりずりの道があり難儀して行ってみると「大峯座王大権現」と額が

掛けられていた。

しかしずりずりの斜面と言うものは登る事はできても下る事はできぬ ! !

一歩でもずり出すと下まで落ちてしまう、はっきり言ってロープにハーネスが必要

なところでありなかなか難儀するとこであった。

また機会があれば「必殺極まりセット ! !」を持参して鎖を登りきったところに何か

あるのか確認したいところだが神社境内の中でハーネスとロープを背負って参拝

と言うのも考え物だ ! !




ここに石鎚神社がある

はっきり言って遠い遠いとこである


ここだ ! !


鳥居の額には「石鎚神社 ! !」 とある
柱の裏には「昭和四十六年七月吉日」
「奉納 本教元老大顧問 城山教会長 佐々木正一 同峯」とある

石鎚神社は山の中にあるよう

すぐにもうひとつ鳥居がある
奥には神社が見えている

ここも「石鎚神社 ! !」


手水舎もある


鳥居前の石碑には「昭和四十六年七月一日建之」

なかなか感じのいいとこである

すぐ石仏郡があり
地蔵菩薩と不動明王である


石仏のとこから入ってく行く道があり奥に社が見える

この社には「大山乃神」とある


沢筋に沿って参道がある

参道に有る2つの石碑

簡単に略すると
「ここは石鎚本教城山教会・元老大顧問佐々木正一教会長」
と言う事でなかなか立派な内容である

隣の石碑より古く由緒のような内容で要所だけ記してみる
「藤田一茂・自己所有五反歩を寄進・当山は霊峰石鎚山を擬
石鎚大権現を勧請昭和三十年遂にこの地をして
信仰の山境となりせり・昭和三十六年七月一日松鶴書」

参道に立つ立派な杉

結構昔からある教会のようだ

神社境内は左右に建物があり右が大師堂・左が石鎚神社
正面に滝があり右上にも社が見えている


枯れてはいないが水量は少ない


石鎚神社は中に入ってお参りできる


立派な祭壇である
中には石鎚大神が居るのだろう


ここでも石鎚山旧跡三十六王子社の著者
十亀和作 元宮司の名を見る事に ! !
よいよ~御縁のある方である

神社の入口横に鎖がエリザベス

ひとつひとつの鎖に名前が彫られいる

先端には大リング

はっきり言ってこれは登れない
登れないと言う意味ではなく下りる事ができない
ここを下りるには「必殺極まりセット」が必要である。

鎖の横に石垣があり崩れかけでずりずりの道がある

一段登った穴にある不動明王の石仏


もう一段上にも鎖が掛けられていた
しかしここも登れるような所でもなく脇道もずりずりで
登る事ができても下りれない(>_<) ! !
鎖の先に何かあるのかどうかは分からなかった

さっき見えた社へ行ってみよう

右下はずりずりでなかなかのとこである

額には「大峯座大大権現」とある

こんなとこだが登ってくるのもずりずり
下りはなんぎしたわい ! !

入口の鳥居からの景色
この山間の小さな町にある石鎚神社 ! !
なかなか手ごたえがある神社である
しかしあの鎖の先がきになるな~



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