フェリー埠頭に | 苫小牧近郊運送屋の釣り

苫小牧近郊運送屋の釣り

タイトル長いから変更したよ~^^; (旧 胆振限定仕事の合間にチョイ釣りです)

今期の道内は大雪で交通網にも頻繁に影響が出ていますね。

 

高速は毎日何処かで通行止め、雪に強いJRでも昨日は動けなくなる始末。運送屋の地方便も天候と睨めっこの日々、吹雪の日には体調不良の仮病を申告したくなります^^;

 






道南方面ばかり走ってますが昨日は又大雪が降った模様、渡島半島は低気圧の通り道になってしまった様子です。


5時間以上もかかりやっと到着の港湾倉庫で荷下ろし、ふと向こうの岸壁をを望むと昔乗った高速フェリーの船影が!





「ナッチャンワールド号」 超高速フェリーです。

※ウォータージェット推進4基 満載時でも36ノット(無積載時は40ノット75kmは楽勝)を誇る、ウエーブパサー型の双胴船です。(全長112m 総トン数10712トン 旅客1700名 普通車350台積載) 現役の頃は通常型フェリーの半分の時間、1時間45分で函館~青森間を就航。この早い船に追いつくには海自の「ミサイル艇はやぶさ」しかありませんね^^;

 

 

 

たしか5~6年前に定期就航を終えて売却されたと記憶してました、帰宅後少し調べてみました。

 

やはりもう一艘の兄弟船「ナッチャンRere号」の方は2012年に台湾の船会社に売却、現在は中国本土との定期便に就航して居るようです。

 

 

 

此方の津軽海峡フェリー所有の「ナッチャンWorld」の方は日本政府からの要請で、東北震災の災害援助部隊や支援物資の輸送の為臨時運行していたそうです。その後たびたび自衛隊の訓練車両の輸送や、災害支援に借り入れらた経緯もあります。

 

現在は正式に防衛省がチャーターする「PFI船」として契約されています。建前は有事や災害要請の際を除き、船会社が自由に使えようですが、実際は72時間以内に現場投入可能な状態を維持との制約が有り、実際には定期航路の運行使用は難しい様です。

 

 

 


「PFI」借上げをした日本政府の背景には、尖閣諸島をはじめとした南西諸島の島々を守る、万が一大国が侵攻した場合の奪還作戦を遂行するために、迅速に上陸部隊の輸送と展開が可能との思惑も在るようです。

 

ここに来て朝鮮半島有事の際には邦人の避難にも駆り出されるかもしれません。

 

 

船体に描かれた絵は少女「なっちゃん」が思い描く世界観がマンガでペイントされてます。こんな平和で心和むアートチックな船体が戦争に駆り出さないことを願うばかりです。

 

 

 

 

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