終演後、アルミンクさんが少々奇妙な行動をとった、と書きましたが...
別に酷い演奏になったお詫びにタコ踊りをしたというわけではなく...
(それはケンさんの専売特許)
失礼な!
(すみません...)
ケンさんがタコ踊りをするのは指揮最中です。終演後ではありません。
(↑ケンさんの指揮がタコ踊りに見える)
じゃあアルミンクさんは何をしたかと言うと...
勿論、女性団員に痴漢を働いたわけでもなく...
(...仮にもヨーロッパの貴公子に対して失礼すぎないか?)
痴漢大国について書いたら痴漢問題から離れられなくなってしまいまして。
(ヨーロッパには痴漢の概念自体がないんだろうが)
そうなんですよ。
それで痴漢について説明するのが毎度大変でした。
彼らにとっては信じ難いことのようです。
なのに日本では女性までが痴漢目線!嘆かわしい...
(いいからアルミンクさんが何をしたかさっさと書け)
はっ、それでは頑張って。
終演後、前回の失敗時のようにお詫びしてる風でもないのが少々引っかかったんですが...
ということは...アルミンクさんは今回の指揮に満足している?
あれで?満足したというのか?ああ?!
(いいからその先を)
はっ、ちょっと書き辛いもので。
奇妙(?)な行動、とは言っても、そう目立つことではなく、客席でもどれだけの人が気付いたか?という程度。
まずは通常の指揮者と同様、何度もお辞儀して一端退場。
この時は真っ直ぐ舞台袖見てそのまま引っ込んだんですが。
ここで昨年書かなかったことを書きましょう。
(だからどうしてそう唐突に話を転換する!)
いや今年のこの後の行動と昨年書かなかったこととは連動するのではないかと。
(連動?)
これ何故昨年書かなかったかというと、書いたところで私が脳のビョーキと思われるのがオチだと思ったからなんですが。
(その点は大丈夫!)
そ、そうかな?
(元からビョーキと知ってるから)
ああ、そうか。はっはっは!
...これ以上ビョーキと思われたくないのです!
(じゃあ書くな)
それが今年もとなると...やはり書きたくなってしまうのです!
とはいえ...きっと脳のビョーキだと思われるだろうと思うとどう書いたら良いやら...
だって私がもし他人から似たようなことを聞いたら、やはり「アホか、こいつは」と思うと思うのだ。
というか、思ったことがある。
例えばいい歳こいてある海外アーティストの筋金入りのミーハーだった人がいたのだが、日本でのファンクラブまで作ってしまったというその人から聞いた話。
ある時ちょっと気分が落ち込んだままそのアーティストのライブに行ったら(勿論最前列)、自分の方を見て何度も笑いかけてくれて、お蔭で気持ちが明るくなっただけでなく、ステージ当初少し元気がなさそうだったそのアーティストも、自分が笑顔になるにつれてどんどん元気になっていったとか。
それを聞いた時悪いが「大丈夫か、こいつ?」としか思わなかった。
(...)
更に、アレクサンドル君という異常なまでに人間離れした音楽の精を知るに至り、一体あの超天才はどんな経過を辿ってあれほどの才能に恵まれたのか、とネットで検索したことがあるのだが。
その時出てきたアレクサンドル君にぞっこんらしい人のブログ。
何でもリサイタルで演奏中に自分の方を何度も見て「ニコーッ、ニコーッ」としてくれたのだとか。
これ読んだ時はもっと「大丈夫か、こいつ?」と思った、悪いけど。
(...)
何故なら私もそのリサイタルにいたから。
そしてアレクサンドル君は1度として客席を向いたりはしなかった。
というか、演奏中に客席を見るピアニストというのを私は未だかつて見たことがない。
自分が弾く側として考えてもあり得ない。
じゃあ彼女たちがウソをついてるかというと、そうではないだろう。
あまりにも願望や思い込みが強すぎて錯覚を起こしているに過ぎない。
だから私がこれから書くこともそれと同じと思われるぐらいなら、書かない方がいいと、昨年は敢えて省いたんですが。
(アルミンクさんがニコーッと?)
そんな気色悪い話ではないが。
昨年名古屋での公演で、あの幻のブラ4の指揮最中、アルミンクさんは1度だけはっきりと私を見たのだ。
「大丈夫か、こいつ?」(←皆さん)
わーん...だから書かなかったのにー!
(単にその方向に顔向けただけじゃないの?)
その可能性もなくはないと思うのだが。
しかし見たのだ、はっきりと私を!
「脳のビョーキだな」(←皆さん)
わーん!
(そもそも指揮者から遠すぎて見えないだろうと書いてたじゃないか)
フッ、これには伏線がある。
皆さんご存じのように、私はあの公演に遅れた。
あの無念...くくく...とはいえまさかそれが伏線になろうとはなぁ...
席はステージ横のずーっと上の方。
角度的に言っても指揮者からは見えないだろうと思ったが。
その後気付いたのだが、人間の動体視力というものは相当な広範囲に及ぶらしい。
コンサート会場内で皆が座っている時入ってくる人、または出て行く人、というのは、それがどんなに遠くでも視界の隅にその動きが入る。
私が入ったのが1曲目の終演後の拍手の最中。
くくく...今も残るあの無念...くくくー!
せめて1曲目と2曲目の順番が逆だったら...くくくー!!
これほどの無念は...くくくー!!!
はいいとして、いや良くないが置いとくとして、もしや入ってきた私の動きが目に入ったのではないだろうか?
念の為言っておくと、アルミンクさんは一応私を知っている。
(知ってるうちに入らないと思うんだが)
私もそう思っていたが...
でも1度とは言えお話ししたしー♪
(よそ見写真も撮ったし)
ムカムカムカ...
それだけでなく、よく考えてみると、その年退任前のNJP公演はあらかた行って、サイン会のあらかたにも野次馬で近くにいた。
目の前を通ったこともある。
(無視されたけど)
いじいじ...
こうして考えてみると、アルミンクさんとのご縁て不遇だなぁ。
(だからご縁そのものがないんだってば)
だがとにかく一応知ってはいるのだ!
(それならばもう一つご縁のあるエピソードが)
え?何かあったっけ?
...うぁぁぁぁぁ!そういえば...
動体視力で言うなら、あれは絶対に見えていたに違いない!
(やっぱり不遇な縁しかないらしい)
となると...ますます覚えていた筈!ううう...
で、今年。
一端退場したアルミンクさんはすぐまた出てきたはいいが、舞台袖のすぐ手前で立ち止まり、客席に顔を向けて一瞬「あれ?」という顔をしたのだ。
「どんどん広がる妄想」(←皆さん)
確かに今日はまた北海道にしては異常な暑さがぶり返しているから脳に異常をきたすことも...
...じゃないってばー!
とはいえ、これはもう本当に一瞬だったし、表情がはっきりと分かるほどではなかったので、「あれ?」となったように見えたのは錯覚かもしれない。
「やっぱり...」(←皆さん)
話はこの先!
その後中央まで出て、各パートの人達を順繰りに立たせて拍手を促すという、お決まりのパターンをこなしたアルミンクさん、退場する際に何度も何度も何度も!こちらに顔を向けたのだ。
「処置なし...」(←皆さん)
わーん...
因みにカバ君の席は1階のずっと左。
(↑安い席なので端っこの方になった)
つまり指揮者が退場の際何度も顔を向ける方向と一致していたのだ!
(他にも大勢の人がいらっしゃいます)
でも他にアルミンクさんが知ってる人っていたのかなー?
(おまえだって知ってる内に入らないだろうが)
そうだけどもさー。
そしてまた出てきたアルミンクさん。
またお決まりの舞台挨拶済ませて退場の際、またも何度も何度も何度も...
さすがに顔を横に向けたまま退場しては不気味だからか、首を曲げてはまた真っ直ぐに戻すものの、またすぐこちらに向ける。
本当に何度も何度も。
あ、また出てきた。
そして退場。
...わかったー!
(は?)
カバ君が来てるのが分かって嬉しいのはわかったからちゃんと前を向いて歩け!
(その発想こそとっても幸せだと思います)
でもそう思いたくなるぐらい、何度も何度もこっちを向いたんだってばー!
「そろそろ治療の必要が...」(←皆さん)
わーん...
でもそうだよな...
(そうそう)
もしあれが私と認識してのことだとしたら...
(...やはり処置なしか)
じゃかーしー!
もしあれが私と認識してのことだったら...アルミンクさんが喜ぶ筈がない。
(そうそう)
もし覚えているとしたら、そして昨年のも私と認識して見ていたとしたら...その前年拍手をしていなかったのも見えていた可能性が高い。
何と言っても、これまでで1番前の方の席だったからして。
しかも動体視力の反対で、周りが動いている中で動いていないのもまた見えやすかったのでなかろうか?
だからまずいと思ってちょっとは拍手したけど。
つまり私が"アルミンクさんの音"を聴き分けることに関しては相当敏感な耳を持っていることを既に知っている筈なのだ、もし覚えているとしたら。
会った時も「あの音に魅せられた」と話したのだし。
渡したものもその「音」に関連する。
だから...
あんな酷い音と演奏晒した後で、本来の音を期待していた私を見つけて喜ぶ筈がないのだ!
(...)
あんな酷いのだけ聴かされてまた遠い旅路を辿るのかと思うと、何としてもアンコールやって欲しくて拍手し続けはしたが。
結局やらずじまい。
これって...アルミンクさんはあの演奏に満足だった...ということか?
ああ?!そういうことなのか?!
(絡まないように)
あまりにも不毛だ...
ここまでの苦難の旅路は...何だったのだー!
ただその後も何度も何度も出てきてはカバ君の方を見て退場。
(いつまでも幸せな奴...)
ホットケ。
結局5~6回も出てきたろうか?
その度何度もこちらを見ながら退場していたのだ。
(はいはい)
...あまりにもこちらを向くので楽屋を訪ねた方がいいのか、と悩んだくらいだ。
(どうしてこう幸せな発想なんだ...)
その位見たの!
(で、訪ねたので?)
そんなことするわけないだろう?奥ゆかしいカバ君が。
そもそもあんな酷い演奏の後訪ねても、言葉に詰まるだけだしなぁ。
「素晴らしい演奏でした」とは口が裂けても言えない...
(社交辞令も言えないのか)
そういうのって要らないんじゃないの?
あれだけ音楽的感性のあるお方だ、こちらの耳も覚えているのなら尚のこと、あまりに見え透いたお世辞はシラケるだけだろう。
こちらも歯が浮く。
(...)
ただ、あんまり見るので、ちょっと勇気をもらいまして。
ある仕掛けを講じてきました。
(ええ?!酷い演奏の腹いせに爆弾を仕掛けてきたと?)
そんな物騒なもん持っとらんわ。
キタラのスタッフとしてスカウトなぞと思いまして。こほ...
(スタッフ...って、単なるボランティアの袋詰め要員なんだけど)
うるさいな。
類まれな指揮者であることは事実なんだから、北海道にだって来てくれたっていいじゃないか。
そうすればカバさんだって、こんな遠出しないで済むしー♪
(つまり自分の為なのね...)
なので置手紙をして来ました。
(便せんなんて持っていたので?)
持ってるわけないだろう?
貰ったチラシから裏が白紙のインクジェット紙を探し出して、ボールペンで走り書き。
あ、演奏の感想は一切なしね。
「いずれ札幌に来て下さいな。札響と素晴らしいコンサートホールのキタラが待ってます。少なくとも今日のよりはアルミンクさんの要求に応えられると思います。また私的には札響を成長させるにはあなたが必要です。いつかそこで「アルミンクさんの音」を聴きたいです。あと今北海道でPMFやってるから、時間あったら寄ってくらはい。キタラボランティアのカバ太郎」とだけ書いてきました。
それをスタッフの人に預けまして。
でも渡してくれたかなぁ?
受け取った人は凄く丁寧だったけども、きっと演奏に感激しての感想書いたのだろうと思っただろうしなぁ。
「僕なんかがお預かりしてよろしいのでしょうか?」
「は、はぁ...」(←書いた中身が中身なので、あまりの丁寧さに恐縮している)
折り畳んだだけだから、それ広げて見て渡すのやめたという可能性もなくはないよなぁ。
なるべく穏便な書き方したいと思ったけど、後から考えるに比較はすべきでなかった...
あの時は群響とホールのせいと思っていたからなぁ...
なるべく汚い字で書いたけど。
(それじゃアルミンクさんも読めないじゃないの)
かっかっか!大丈夫。
欧米人の手書きって物凄く汚いんだよ。
クリちゃんからの写真に同封されてたカードもあまりに汚くて読めん...
(...)
でも届いたかなぁ?
届いてるといいなぁ。
でもって札響振ってくれたら...キタラであの音聴けたら...
夢見るカバ太郎でした。
(それじゃ、脳の治療をしましょう)
...