いよいよ後半です!
これを聴く為にはるばる名古屋まで来たのです!はぁはぁはぁ...(←聴く前から興奮している)
い、いや落ち着け。
前半 の音と演奏から行けばまずコケることはないとは思うが。
演奏は生もの水もの。
おまけにちょっと不安になることが...
後半になっても、指揮者の譜面があるのだ。
それはつまり...アルミンクさんは後半の曲も暗譜してないということか...?
暗譜するほどには...取り組んでこなかったと...そう抜かすつもりかね~?
昨年 あれほどのことになって、更に恥の上塗りするつもり...なのかね~?どろどろどろ
(始まる前から呪うな、妖怪ボウフラ太郎)
呪うつもりは毛頭ありませんが...
またコケられたりしたら...ここまでの交通費はどうなる!
(...)
指揮台に以前は使用していなかった手すりが付いたままというのと相まって、多少不安になったのは否めない。
いや手すりなんぞどうでもいいが。
譜面の方は...
(後半も譜面見ながらという指揮者は結構いますが?)
うーん...アルミンクさんて、そうだったっけ?
うーん、うーん、うーん、思い出せないなぁ。
という以前に、それがわかるほど近くで聴いた覚えがないような...
強いてあげるならNJP退任最終公演の1日目 。
うーん、うーん、うーん...背中しか覚えてない。
(...)
あの背中は強烈で...
万感の思いが詰まってるような背中だった。
(最終日は?)
覚えてない。
(...)
遠過ぎたってばー!
まぁいい。
暗譜していても、念のため、ということかもしれない。
既に前半名フィルからあれだけの音を引き出していたのだ。
昨年と同じあの曲を選んだアルミンクさんの気合いに...かけようじゃないか!
だから...万が一にもコケたりしたら...
生きて日本を出られると...思わないことだよ~。どろどろどろ
(呪うなというに)
そして始まりました運命のブラ4。
...おお...!おおお...!!
こ、この音!
単に音がいいというよりこの絶妙なブレンド!
(コーヒーより紅茶党だろう?)
ブレンドコーヒーの話をしているのではない!
何とまろやかで気品あふれる...
そして不思議な...
何だろう?これは...
この...何とも形容のしようがない...土台言葉で語ることが不可能な...この雰囲気...
NJPの時ほどの透明感と繊細さ美しさには及ばないが...
だがこのブレンドは...
神秘の世界は...
おお...おおお...おおおお...
(↑神秘の世界に引き込まれる妖怪)
しかしステージ横という変な席でこれほどということは...
くくく...これはやはり...正面席で聴くべきであったか...
ここまで3万もかかったことを思えば、チケット代の1000円や2000円の違いが何だったのか...くくく...
実は後半は正面席の後ろの方に移動しようかなー?とは思ってたのだが。
何といっても遅れてきて スタッフに案内してもらった分、移動したら目立つだろうと。くくく...
演奏も不思議だった。
どこがどうだったという細かいことはもう飛んでしまったのだが...
何だったんだろう?あれは...
演奏全体を包む、神秘的で不思議な何か...
確かに何かがあるのに...どうしても掴み難い。
それこそが、恐らくあのニュートリノ の正体。
オケ演奏でそれを感じるのはこれが2度目。
1度目はもちろん、あのブル5の時。
アレクサンドル君のピアノ演奏の時に感じるのと似ている。
あれは何なのだろう...?
ただこれだけははっきり言える。
あんなブラ4は聴いたことがない!
この先も聴くことはないだろう。
アルミンクさんが振ればまた似た感じのは聴けるだろうとは思うが。
気品と哀愁と激しさと...
いやいやそういう言葉で語ろうとすれば陳腐になる。
そういう通常の世界を超越した別の世界...
こうなるとオケが上手い下手など関係ないのかもしれない。
まず音の生き具合が違う。
昨年のN響は音自体が完全に死んでいた。
あれでは解釈も表現もへったくれもなくて当たり前。
だが今目の前で繰り広げられている演奏は...
音が生きているなんてものではない!
生き生きと...エネルギーが溢れかえって、1音1音から光を放つような...
しかもどんなに激しくなっても、どんなに大音量になっても、音が割れることがない。
そういう次元とはもう無縁の、どこまでも障らない音...
(↑音楽的にも物理的にも障りものが嫌い なカバ太郎)
他では絶対に聴けない音...
期待はしていたが...これほどのブラ4を聴けるとは。
今後もこれを超えるブラ4を聴くことはないだろう、アルミンクさんが振るのでない限り。
2年前のブル5が私にとっては既に伝説と言ってもいい幻のブル5なら、今回のブラ4は間違いなく幻のブラ4!
あの挫折から約1年。
「いや挫折したわけでは...」(←アルミンクさん)
何と見事な...あまりに見事すぎる復活!!
あの挫折を乗り越えて、更に深みを増したような...?
「挫折ではないとゆーに」(←本人)
その意味ではあの挫折も意味があったのかもしれない。
どんなに苦みと屈辱に満ちたものであったとしても。
「...」(←アルミンクさん)
それをさらなる糧にして...
王子様、王子様、王子様ー!!!おーいおいおい...
それで何故スコアが必要だったのだろう?
ああ、老化か。
(...)
楽章間では手すりにもたれかかっていたし。
(...)
演奏後、万雷の拍手で何度も出てきてくれたが、結局アンコールはなし。
でもこれもアルミンクさんの特徴。
覚えている限り、アルミンクさんは全力で当たって納得がいく演奏になった時ほど、アンコールをやらないタイプだ。
あのブル5の時しかり。
逆に納得いくほどではなかった演奏の後の方がアンコールを付ける。
NJP退任の夏も、水準は物凄く高いものの、ロシアの魂 を理解しないまま振った(?)チャイコフスキーの後はアンコールありでこのアンコールはなかなか良かった。
やっと調子が出てきたか?と思った「イタリア 」の後ではなし。
昨年なんか、あれほど酷かったのにアンコールをやって驚いた。
それで意地 を見せてくれたのだから、あれはなかった方がもっと悲惨だったが。
自分でも今一つ納得がいってない時ほど、それでお客さんを帰すのは申し訳ないと思うのではないかな?
この日のは...勿論、要らないとも!
そりゃあるなら聴きたかったけどさ。
あれだけのもの聴かせてくれたらもう十分すぎる!
王子様ー!!ありがとー!!!
今度札幌にも来てねー!!
(来るじゃないか)
え?
(農業フェア )
...いやそういうのもいいけどさー。
やっぱりオケ振りに来てほしい。
名古屋なんかより札幌に来るべきです!王子様!!