中国レポートその3-空海 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし

おはようございます。
神聖寺の隆健です。
横浜は怪しい天気です。雨になるのかな?


 先日、「キリストは兵士の子供だった」

とする確実な証拠が出てきた、という記事が

ありました。

キリストは神の子、とされている説からすると

まずいレポートですが、二千年前の真実は誰にも

  解き明かせませんね。



 まして、その500年以上前の仏陀の教えなどは

テープレコーダーも無かった時代、弟子から弟子へ

の口伝ですから、完璧に仏陀の意思を伝えている

とは言い切れませんが。

 インドの仏陀の教えが、口伝え、サンスクリット語、

西遊記でおなじみの三蔵法師を経て、中国で漢字化

され残り、それを中国にわたって学んだ空海が解釈

を加え、日本での真言密教の教えとなったわけですが。



 空海の教えの骨子は「曼荼羅」に見ることができます。


曼荼羅には神も仏もいるけれど鬼も邪もいます.

要するに空海は「この宇宙で生きとし生けるもの全てが

仏の分身である。仏の想いのかけらである」というような

ことを言いたかったのです。

 それゆえ「即身成仏」が成り立ちます。

その気持ちさえあれば、だれもが即座に仏、仏の境地に

至れる、というのです。



 即身成仏論に関しては立派な学術もたくさんあります。

深く研究されていると思います。気の遠くなる年月が

過ぎています。

真に仏陀や三蔵法師や空海の真意に迫ることは困難ながら

隆健流に書いてみました。