おはようございます。
神聖寺の隆健です。
横浜は怪しい天気です。雨になるのかな?
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先日、「キリストは兵士の子供だった」
とする確実な証拠が出てきた、という記事が
ありました。
キリストは神の子、とされている説からすると
まずいレポートですが、二千年前の真実は誰にも
解き明かせませんね。
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まして、その500年以上前の仏陀の教えなどは
テープレコーダーも無かった時代、弟子から弟子へ
の口伝ですから、完璧に仏陀の意思を伝えている
とは言い切れませんが。
インドの仏陀の教えが、口伝え、サンスクリット語、
西遊記でおなじみの三蔵法師を経て、中国で漢字化
され残り、それを中国にわたって学んだ空海が解釈
を加え、日本での真言密教の教えとなったわけですが。
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空海の教えの骨子は「曼荼羅」に見ることができます。
曼荼羅には神も仏もいるけれど鬼も邪もいます.
要するに空海は「この宇宙で生きとし生けるもの全てが
仏の分身である。仏の想いのかけらである」というような
ことを言いたかったのです。
それゆえ「即身成仏」が成り立ちます。
その気持ちさえあれば、だれもが即座に仏、仏の境地に
至れる、というのです。
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即身成仏論に関しては立派な学術もたくさんあります。
深く研究されていると思います。気の遠くなる年月が
過ぎています。
真に仏陀や三蔵法師や空海の真意に迫ることは困難ながら
隆健流に書いてみました。