毎日晴天のダーウィンからおはようございます。
素晴らしいお天気、皆さんはどう楽しまれているでしょうか?
ダーウィンは乾季と雨季と、その間の蒸し暑い時期という極端な気候で、そう言えば雨を1ヵ月以上見てません。
乾季の終わりにはカラッカラ、雨季の終わりには家中カビだらけです。
そして以前にもこのブログで紹介しましたが、日差しも恐ろしく強いです。
そんな気候の中ではこんなことが起こります。
水着の肩ひもなどにも似たような現象が。
あとこっちで買ったパンツ(下着)にはしょっちゅう穴が開く。
袋の底が破れるというより、細かく砕けて粉塵と化した。
特に古くなったウールワースの再利用袋は障子紙よりもろい。
再利用できないやん!
※ジャンパー → バッテリーケーブル。他車のバッテリーとつないでエンジンを始動します。ダーウィンではバッテリーの寿命が3年程(通常5年程度)。
ぶっちゃけ、ダーウィンでは物が長持ちしません。
特にプラスチック、ゴムなどは劣化が顕著で、「プラスチックは永遠に残る」と言うものの、いや、実際ダーウィンでも消えてなくなるわけではありませんが、あっと言う間にさらに性質の悪いマイクロプラスチック(魚好きな自分には深刻な問題のマイクロプラスチックに関することはコチラ)に変わってしまうのです。
先日は外に置いてあったホウキを掴んだら、プラスチックで出来た柄の部分がパラパラ―ッと粉に変わりました。
思わず
「また、村が一つ死んだ・・・ここも、じき腐海に沈む」
ってユパ様ばりに呟きました(「風の谷のナウシカ」)。
掴んだ瞬間、この人形がパラパラーッと粉々に。
ゴムもゴムに使う接着剤も長くは持たず、スニーカーの靴底のゴム部分がペロ~ンって剥がれた時には「この欠陥品め」と思ったのですが、それが何度も起こるにつれて、悪いのはスニーカーではなく、ダーウィンの気候だとやっと気が付きました。
前出のパンツのゴムはもちろん、髪の毛を縛るゴムも見る見る間に伸びてしまいます。
この間はのびのびだったゴムがついに琴切れて、
打ち首決定
プラスチックがダメなら木はどうよ、と木を使った用具や屋外用の家具を導入した日には、雨季越えした時点で腐ってます。
(環境を汚染しないだけ全然マシなのかもしれませんが)
ならば鉄はというと、鉄を使ったチェーンやロックなどは錆びて使い物になりません。
革製品は言うまでもなく総カビに見舞われ、ゴム・パッキンはヒビ割れ、水やら汁物が漏れ漏れ、家にあるボールペンの半分以上(なぜかは知らんが)が使い物になりません(←多分、気候には関係ないんでしょうけど。八つ当たりです。品質の問題なのかも)。
こんな時に限って1本しか持ってないっていうね。
よくある、よくあるよね・・・。
よくよく考えてみれば、湿気と乾燥と高温と強い紫外線と、その上潮風(ダーウィンの殆どの場所が海沿いです)に晒されるとあっては、物持ちが悪いのも当然な訳で。
そうなってくると、この世に(ってかダーウィンに?)不変なものなんてなく、全ての物は儚いものなので、潔く諦めようという仏教的な境地に至るのです。
悟りを開くならダーウィンで!
まあ、実際は煩悩にまみれて怖いくらいなんですけど。
そういえば、今日はうちの電灯が二つほど、静かに切れました。
電球を変えてもダメでした。
居間にある6つ電灯のうち、残っているのは二つのみ。
多分壁の中のケーブルがやられたんじゃないかと。
ケーブルがアリに食われたんじゃないかと。
ああ・・・ダーウィン、ダーウィン・・・。
諸行無常の響きあり・・・。
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