演劇 | 逢沢凛オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「遊戯王カリスマ研究生.白咲るり」としてイベントや雑誌などでも活動中!

こんばんは。

今日の昼間は20℃超えだったと聞いてびっくり。
生温くて春みたいな陽気でしたね。
一年中ずっとこういう気候だったら過ごしやすいのになぁ。

まぁ、四季が楽しめることが日本の良さなんだけどね。
キャンパスの銀杏の木から葉が雨で落ちて、黄色い絨毯が辺り一面に広がっていました。
それに今日の柔らかな日が当たってとても綺麗なのでした。


話は変わりまして
後期から演劇の講義を履修しているのですが、なんとこの授業がとても面白くて。
演劇の歴史をひとつずつ辿ってくのですが、時代背景だったり思想などに左右されて
演劇の重視する部分や支持層が変わっていくのが興味深くて。もちろん現在につながるミュージカルや映画の発端となるものも出てきたりしてワクワクしながら受けています。

フランス革命以後、啓蒙思想が流行って貴族が支えていた演劇から市民の支持を受ける商業演劇に変わっていったんだとか。
その時代は劇作家が誰か、ということよりも、どの俳優が演じるかがとても重要だったらしい。
それは現在のミュージカルの元となるメロドラマという形の演劇になっていくんだけど、この芝居は物語の展開スピードが重視されてきたため、新たな文化である長い小説を題材にしたメロドラマが誕生したんだって(長く語られる話を展開だけ掻い摘んで構成していくらしいです)。

そこで先生がね、今のミュージカルも原作が長編小説のものか多いよね。例えばレ・ミゼラブルとか。と言っていて

僕は司教さんが銀食器を主人公にあげる場面がとても大好きなんだけど、ミュージカルではほんの一瞬でしかない。だけど原作本だとね、司教さんとのエピソードは100ページほどにもわたって書かれているんだよ。

と。

なるほど。ミュージカルや映画版は見たことあるけどしっかり小説を読んでみたいなぁとも思ったし、
何よりも先生の好きなシーンにとても共感しました。

司教さんがジャン・バルジャンに銀食器をあげる場面。本当に素敵なシーンなのです。
ミュージカルを観に行くとまずそこで必ず涙が出て、とまらなくてしょうがなくなるんですよねぇ。

私も大好きなシーンだったから
心の中でひっそりと、うんうん!!!!と何度も先生の言葉にうなづいて
ひとりでにテンションが上がってしまいました。


普段自分が関わらせていただいている芝居のこと、もっと知りたくなる授業です。

次はどんなことやるのかなぁ。