中学生対ひふみんの対局の棋譜を調べてみた。
結論から言ってしまうと平凡だな。
正直、がっかりした。
単にひふみんが弱かったから負けただけ。
そんな感じ。
8五飛はそんな不思議な手には見えない。
確かに、ひふみんから5四歩と打って攻めてくるのが見えているが、自分から歩を打って守るのは謝る格好でプロなら嫌う手だ。
それなら手番を生かして攻めの手がかりを残しておき、ひふみんに歩を打たせてそれを取り歩切れにさせるのが大きい。
そして実際に、この歩得・駒得で中学生がリードしたまま終盤を迎えている。
羽生も渡辺も、その他のプロ棋士も、8五飛に驚いたなんてどうかしている。
それよりも問題は83手目の6四角打。
これがひふみんの敗着だろう。
ここは6一角と飛車取りに打って、飛車が逃げたところで3四角成りと玉頭から迫れば、まだ勝負はどうなるか分からなかったのではないだろうか。
しかし、ひふみんもどうかしているな。
8六桂と打たれたところで、素人目にも勝負はついている。
そこから先、プロが寄せを間違うはずがない。
まあ、今後の対局に期待するしかない。