テストプレイヤーが見つけた不具合は、
昔はExcelやAccessを使ったり、
それを紙に印刷したりして管理していました。
しかし、最近は「バグトラッキングシステム(通称BTS)」という
ブラウザベースの管理ツールで管理するのが主流になっています。
BTSは、大雑把に言えば
デバッグに特化したWikiみたいなものです。
関係者全員で閲覧、記入、検索することができ、
1ページに1項目ずつ、見つけたバグを登録していきます。
そしてそれぞれのページに
・未着手
・担当者割振済
・修正中
・修正確認待ち
・解決済み
・仕様
・保留
などのタグを振ります。
こうしたタグを振ることで、
管理性や検索性で大きな利点を得ることができます。
今現在いくつの報告があり、いくつが解決されてないのか、
どの担当者がどのくらい修正項目をためこんでいるのか、
常にリアルタイムに簡単に把握することができます。
またブラウザベースですから、
社外関係者と情報を共有することもできます。
ちなみに、BTSはいろいろな種類が公開されており、
どのフォーマットを採用するかは各社ごと異なっています。
大きな会社になると、BTSを自作して
使っているところもあります。