マレーシアの衛星放送のテレビプログラムのひとつにNHKがあります。
唯一の日本のテレビ番組なので、日本のように今日はどのチャンネル、
どの番組をみようかな~という、たくさんからの選択ではなく、
NHKは今何をやっているのか、見る○見ない×というだけの選択です。
で、日本にいたら絶対に見ないだろうという番組のひとつ、NHKの「あさイチ」
他に見るものがないので、な~んとなくつけっぱなしにしていたら
あの美食家北大路魯山人の「究極の卵かけご飯」が紹介されました。
手のひらで30分温めた卵を、熱々ご飯にかけて食べるだけだそうですが、
試食をした出演者一同、驚嘆の声をあげていました。
番組によると
温めた卵を卵かけごはんにして食べると驚きの甘みとおいしさが口の中に広がりました。
その理由は、同じ甘さのものでも、温かいと人の舌が甘みを感じやすいという特徴にあります。
ということです。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2010/11/17/01.html
確かに温度が高いほうが、舌が甘さを感じるという科学的結果が出ており、
冷蔵庫から出したての卵と手のひらで暖めた卵の甘みは2~3倍も違い、コクも違うそうです。
私はずるずるした食べ物はあまり好きではないので、
卵かけご飯は別な意味で、お腹はすいたが、他に食べるものがみつからない!といったときの
SOS、窮極ご飯として年に1回くらいしか食べませんが、
美食家・魯山人の愛したTKGを私も口にしてみたくなりました。
卵かけご飯 = TKG というそうですね、始めて知りました。 結構、こういう情報は好きなので早速使ってみました
しかし、30分も手のひらに暖めているのはちょっとなぁ・・・と思っていたところ
引き続き、その「魯山人の窮極の卵かけご飯を超える、卵かけご飯」というのが紹介され、
それが
熱湯で1分卵の卵かけごはん
沸騰したお湯で1分間ゆでて、すぐに取り出し熱々ごはんにいれる
これならできる
で、作って食べてみました。
1分ゆでた卵を割ってみると、白身のまわりがうっすら白くなっていて、
テレビで見たのと同じ。
これをご飯のうえにかけて、醤油を1~2滴、もう少し醤油をかけたほうがいいのでしょうが
私はこれも苦手なので、塩こぶをのせて味付けアクセントとしました。
う・・・うまい
あ、こういうときは上品に
お・・・おいしい
久々、日本の’ヨード卵ひかり’の味を思い出しました。
確かにいつもは白味が鼻汁みたいで、一口食べた後にちょっぴり後悔するのですが、
これはそれを感じさせないし、ほんとうに甘い、コクがある~
こ~んな些細なことで、おいしくなるんだ~
卵かけご飯、年1回から年2回へ昇格だな!