乗れるようになりましたぁ！！！
（椅子で作ったトンネルを三輪車で通る遊びをしています）
「２歳が練習いらずで今すぐ乗れる！」という触れ込みの
ペダルなしの公園レーサーという三輪車ですが、
２歳時に購入してから1年以上が経ち、
３歳半にしてよーやく前進するようになりました。
嬉しい、嬉しい、嬉しいのこの表情。
アメリカの１歳児向けのグループ療育で
こういう足で床を蹴って進む三輪車（四輪車）がよく使われていたんです。
１歳だったニコは、足をつくのが精一杯でした。
乗っかるのが精一杯だったこの姿から始まって、
「前に進みたいのに、床を蹴ると後ろに進んでしまう」
という長い長い時代があって、
最初の写真の「前に進めた笑顔」につながってくるわけです。
普通の発達をしている子は
初めて乗った日に練習なしで前に進めてしまうものなのでしょう。
ニコは、そのたった１日分のことでさえ
何年も練習しないと身につけられないことがあります。
でも、それを可哀想だとは思ったことがありませんし、
正直なところ「普通かどうかなんか関係ない」んです。
時間はかかるかもしれないけど、やればできるようになる。
そう信じて、一緒に練習したり、あたたかく見守っています。
できるようになった時のニコの喜びは、
身体中からキラキラの何かが発せらているようで眩しいほどで
そのまんま私の喜びになります
一つ一つの成長が「祝宴」をひらきたいほどの嬉しさです。
ニコのおかげで本当に喜びの多い育児です。ありがたいです。
早くできるようになることや、上手にできることが、大切ではないのですね。
諦めないこと、信じること、続けること、努力すること、
前向きに過程そのものを楽しむこと、
その先にたどり着くゴールがあるからこそ価値があり
喜びがもたらされるということなのですよね。
ニコのおかげで、いつも大切な原点に自分が立ち戻れます。
「目に見えるかたちで持っているもの」に価値があるのではなくて
「それを手にするまでにどう生きたか」というところに
真価があるように思うのです。
ニコをみていると、ゆっくりゆっくりでも、
なぁんにも悪いことはないとわかるようになりました。
ニコの最近のお気に入りは窓際
です。
ソファーの背もたれをよじ登って、窓枠に座り、
カーテンの向こう側に隠れて遊んでいます。
本人は見えていないつもりらしいのですが、
「ニコちゃーん」と呼ぶと「はーい！」と元気良く返事をしてくれるので
思いっきりバレバレです。
そーっと覗いてみるとアンパンマンの人形で遊んでいました。
手前には愛犬ティッピーが日向ぼっこ。のどかですね。
ニコは最近なんだかすっかり子供らしくなってきました。
自宅では一人遊びがとにかく上手になりました。
いろんな遊びを発明してやっています。
「遊んであげよう」とすると「結構です」とばかりに
自分のやりたいことをやっています。
驚いたのは、普通に「正座」をして遊んでいることです！！！！
こんな風にちょこんと正座している姿を見ると
なんだか愛しくて愛しくて仕方なくなります。
正座に成長を感じている意味が
きっとダウン症のあるお子さんを育てていない人には
わからないかもしれませんね。
この写真を見ると、わかるかもです。
左が２歳になったばかりの頃のニコで、右がほぼ同じ月齢の男の子です。
ニコたちは筋力が弱くて関節が柔らか過ぎてしまうことなどから
座っている時の安定感を求めて
小さい頃はこうやって脚を大きく広げてドシンと座る姿がよく見られます。
右の子のような正座から体重を大きく横に移動させて遊ぶようになるには
結構時間がかかるものなのです。（未だにこんなことしている見たことない）
ですので、ある程度腹筋と背筋の力がついてこないとできない正座をして
こうやってレジごっこをしている姿を見ると、感慨深くてたまりません。
こういう「ごっこあそび」も頻繁に見られるようになってきました。
一歩、一歩。成長していますね！
GO GO NICO!!
＜お知らせ＞
テレビ朝日「グッドモーニング」に取材を受けました。
ニコと一緒に出る予定です。おそらく今日放送です。
よろしくお願いします。
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＞伊賀忍者犬獅子丸さん
ありがとうございます（＾＾）