第17回「山と木を見に行く森林バス見楽会」 | ainohablog

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相羽建設の広報ブログ

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この10月の秋の開催で17回目となる「山と木を見に行く森林バス見楽会」。
今回も、秩父にあるウッディーコイケさんにご協力をいただき、山歩きと木の伐採、製材工場見学を行います。

今回のルートはマイクロバス2台で、飯能方面に向かい日高市・毛呂山町付近の山にて、伐採現場を見学いたします。自然の中での最高のロケーションにてお弁当を食べるのもこの森林ツアーの見どころです。是非、お子さんとともに山の現状を肌で感じることや、よく相羽建設で使用している木の樹種についても学びがあります。

午後は、正丸峠を超えて一路秩父市にあるウッディーコイケさんの製材所にて、丸太から建築資材になる工程を見学するツアーです。





住まいに使われる構造材は、その住まいと同じ気候風土で育った「近くの山の木」を使うことが理想とされています。戦後の住宅供給に合わせて建築材として植林されたスギ、ヒノキの木が我々の近くの山(多摩産材、西川材)の木として、地域の活性化を含めて見直されてきています。もう一度、外材(輸入材)が入ってくる前の住宅を作るサイクルに戻すための地域活性化の一環として、木材生産の過程を肌で感じていただことが山のバス見楽会のみどころの一つです。




近くの山の木のメリットは?
・輸入材に比べ輸送コストを軽減できます。
・輸送にかかる化石燃料(船等の輸送コスト削減)の軽減(CO2削減・環境にやさしい)
・地域の製材業者と取り組んでいくので、理想的な木の地産地消として地域に貢献できます。







この森林バスツアーは、衣・食・住の「住」について考える機会になれば幸いです。
(木とふれあい現在の森を学ぶ)
最近の異常気象は、地球温暖化が原因と考えられCO2の削減には森は欠かせない資源ではあるのですが、台風の大型化や土砂災害、我々が暮らす首都圏でも局地的な豪雨や落雷による河川の氾濫は記憶に新しいかと思います。自然に勝つことはできませんが、自然と共生した住まいづくりは先人の知恵として各地域に根強く残っています。以前の森林の循環のサイクルに戻す手段として、家を作るときに地域材を使うことが地域に貢献できる機会なのかもしれません。

木目を見ていると、気持ちが安まりませんか?
木目には自然のゆらぎで人の心をリフレッシュさせる効果があるといわれています。
また、スギやヒノキの香りには、フィトンチッドなどが含まれ、癒し効果があります。
ストレス時に高まる交感神経が抑制され、リラックスしたときに優勢になる副交感神経が高まる効果があることが明らかになっています。
同様に、小さな森林である木質の空間も人に心地よい感覚を与え、人の健康や心理面にいい影響を与えてくれることが分かっています。
昔から、日本人は住まいや身の回りの道具などに木を多く用いてきました。
木質の空間の心地よさをからだが理解しているからなのです。

皆さんは、相羽建設が建てている家の柱や梁、いわゆる構造材をどこから運んできているか知っていますか?皆さんにもっと身近に「木」を感じて頂きたいと思い、山の現状と相羽建設が地域の木にこだわる理由を一緒に学ぶ機会として、毎年2回山を見に行く見楽会を開催しています。

集合場所は、東村山市青葉町にある当社の加工場です。
こちらにお車を置いていただき、バスに乗って出発です。

お問合せお待ちしております。


詳しくはこちら
>10月25日(日)山と木を見に行く「森林バス見楽会」


 記:新藤 真宏