みなさんは、3Dサウンド(立体音響)は、興味ありますか?
私がいつも考えているのは、どうしたら、より一層音楽が立体的に聴こえるかな~?と、考えています。
私が中学生の時に、FM東京から流れてきた冨田勲さんの音楽、衝撃的でしたね~。
もっと前には、テレビでは聴いたことあったと思うんですが、まだテレビはモノラル放送の時代。。。
買ったばかりのステレオラジカセの、左右のスピーカーから、違う音色が流れてきたり、もっと驚いたのは、左右のスピーカーを自由自在に行ったり来たりするメロディー。。。
それが冨田勲さんのシンセサイザーサウンドだったんですよね~。
それまで、いろんなレコードを聴いていましたが、これほど立体的な音楽は初めてでした。
多感な中学生には、たまらない初体験でしたね~。
こんな素晴らしい音楽を作りたい!
そう思いました。
まあ、当時はインターネットもなく、情報は皆無に近かったですね~。
ただ、ラッキーだったのは、シンセサイザーブームで、冨田勲さん、喜多郎さん、YMOさん等の特集が、ステレオ放送できるFMラジオで(当時はAMラジオはモノラルでした)、いっぱい放送されていましたね。
そんな立体サウンドの制作方法を公開しますね。
いろんな方法がありますが、何種類か紹介します。
このデジタルレコーダー、AKAI DPS16 でも作れます。
一番簡単なのは、このレコーダーに内蔵されているエフェクター(エコーなど)を使用する方法です。
このデジタルレコーダーには、100種類以上のエフェクト効果が収録されています。
空間エコーを始めとして、うねるような効果のフェイズ効果、フランジング効果(ジェット機のエンジン音みたいに、ギュイ~ン!みたいにサウンドがうねります)、などを使用する方法もあります。
これは、細かい設定も出来て、早くしたり、深くしたり等、無限の可能性があります。
もちろん、空間エコー(リバーブ)も、たとえば、カラオケボックスみたいな狭い空間で楽器を演奏したみたいな効果を得られたり、武道館のようなホールで演奏しているみたいな効果を得られたり、あり得ない空間で(たとえば、もの凄く残響が長く響く空間)の設定ができたりします。
外部エフェクトを使用する場合、こちらのツマミ PAN とゆうツマミを使用します。
L 側に回せば、音は左から、R 側に回せば、音は右から聴こえます。
私は、このツマミを重要視しています!
このツマミ、自動で一定の周期で動かす事もできますが、私は手動でレコーディングすることも良くあります。
もちろん、冨田勲さんの影響です。
冨田勲さんの音楽をお聴きになられた事のある方は、もの凄い立体サウンドに感動した方も多いと思います。
冨田勲さんの音楽で、メロディーや効果音が左右を行ったり来たりするんですよね~。
普通のCDだと、そんな効果は、ほとんどありません。
なぜなら、普通のCD制作には、多くのスタッフさんが関わっています。
そうすると、どうしても変わったレコーディング方法は、偉いスタッフさんとかが、NGを出してしまうんですよね~。
そんな余計な事をして、CDが売れなかったらどうするんだ~! みたいにね。
ただ、冨田勲さんや、私は、1人で演奏からレコーディングまでしてしまうので、自由な発想で音楽を制作する事ができます。
とても恵まれた環境に感謝です。
5と6の上にあるツマミ、左右に振りきれてますよね。
主に使用する設定です。
これは、外部エフェクターなどの入力が、最大限に広がった効果を得る場合の設定です。
これはシンセサイザーからの音色から最初に入るミキサーです。
シンセサイザーによっては、ステレオサウンドを出力できる機材もあるので、その場合は、ここで設定することもあります。
パッチベイと言われる機材です。
ミキサーでステレオサウンドに加工された音色を、レコーダーに送る場合には、こんな感じで配線します。
これが外部エフェクターです。
すごいでしょ!
1970年代に製造された、ビンテージエフェクターもあります!
黒い3台と、一番したにあるグレーの少し大きめのエフェクターがビンテージエフェクターです。
とても貴重なんですよ。
黒いエフェクターで、同じ2台がありますよね。
実は、これは超有名なビンテージエフェクター、ローランドSDE2500です!
布袋友康さんの音楽で、ヘリコプター効果と言われているサウンドは、このエフェクターなんですよ!
まあ、どう設定したら、布袋さんの有名なヘリコプター効果になるのか、愛森にはわかりませ~ん。。
オーバーハイムOB12とゆう、シンセサイザーのエフェクターです。
オーバードライブ、コーラス、ディレイ、リバーブエフェクトが使用できます。
私はこれを良く使用します。
特にコーラスエフェクト(うねるような効果)、ディレイエフェクト(やまびこみたいな効果)、リバーブエフェクト(お風呂の中みたいな効果)は、とても素晴らしいです!
オーバードライブ効果は、あまり使用しませんが、オルガンのようなサウンドには、相性抜群!
どんな効果かと言うと、真空管を使用したサウンドになります。
真空管ステレオとか、真空管スピーカーとかありますよね。
その、ビンテージ真空管が数種類再現されています。
この AUTO PAN は、ON にすると、LFO の設定に合わせて、音色が自動的に左右に踊るんです。
まだ、レコーディングには使用していませんが、これも立体サウンドを制作する時に、活躍すると思います。
わかりにくいですが、nord lead2 のユニゾンボタンがあります。
このボタンを使用すると、立体的なサウンドになります。
小室哲哉さんが、レコーディング雑誌のインタビューで、このボタンを押すと、リバーブが掛っているようなサウンドになって驚きましたと、言ってました。
これは、ローランド システム100M の VCA モジュール。
音量変化をさせるための機材なんですが、実はこれを使えば、立体サウンドが作れるんです!
ん????
さっき、ボタン1つで立体サウンドが作れるって言ったじゃん! と、思った方!
さっきのシンセサイザーは、比較的新しいシンセサイザーです。
これは、1970年代に製造されたビンテージシンセサイザーです。
30年以上前に製造されたシンセサイザーです。
当時は、そう簡単には立体サウンドは作れなかったんですよ。
当時は、やっと空間エフェクターが開発された時代。
しかも、1台数百万円もしたみたいです。
そんな時代に、立体サウンドを得られたシンセサイザーです。
私も、ファーストアルバムの2曲目で、このシンセサイザーだけで立体サウンドをレコーディングしました。
2曲目のオープニングに使用されている、地鳴りのような超重低音です。
これは、世界で一番凄い重低音なんですが、地鳴りを立体的にするのは、普通はとても難しいですが、発想の転換で、凄い重低音なのに、立体的になっています。
私のCDは、アマゾン通販サイトで購入できますので、ぜひ購入して聴いてくださいね。
あとでリンクを貼っておきます。
これがセカンドアルバムのオープニングに使用している効果音の設定!
初公開!
なんと、3チャンネルを使用して立体サウンドをレコーディングしています。
それぞれのPANを、左右に微妙に振って、微妙な音量調節もしています。
どんなサウンドなのかは、まだ公開できませんが、すい込まれる様な美しいサウンドになっています。
セカンドアルバムも楽しみにしてくださいね。
それでは、ファーストアルバムのリンクを貼ります。
試聴もできますので、ぜひクリックしてくださいね。
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