最近は、猟友会の会員の方々も御高齢になられたせいか、人間を怖がらない熊が人里まで出没しています。


熊の毛皮や熊の胆がかつてのような高値がつかないことも熊狩りか減った原因の1つかもしれません。


熊が出るなどと言えば、人里も寂しい山奥のことかと思いきや、最近は普通の住宅街に出没しています。


山の中で熊と戦う可能性がある時ならば、腰にフクロナガサのような落とし鞘の剣鉈を準備出来ますが、ゴミ袋を持って道を歩いているときに、出くわすとなるとそうはいきません。


ゴミ捨てに行くのに剣鉈を持っていたら、熊より先に自分が銃刀法違反で捕まってしまいます。笑


万が一、熊とばっかり出会ってしまったとき、絶対にしてはいけないと言われている行動があります。


「背中を向けて全速力で走り逃げる」です。

  
熊は速く逃げるものを追いかける習性があります。

その本能を刺激してはいけません。


熊は時速60キロで走るそうです。

例えば、100メートルを10秒で走る人間の速さを時速に直すと時速36キロです。


すぐに追いつかれてしまいます。

熊と駆けっこをして勝てるわけがありません。


熊から目を離さずに、ゆっくりと後ろ向きに下がることです。


もし、近づいてきて、逃げられない距離に来て、腰が抜けて座り込んでも、熊から目を離さず、背中を向けないことです。


死んだふりは、どちかというとやらない方が安全のようです。


それで、もし、ガーッと嚙みつきにきたら、どうするか?



剣鉈があれば、その熊の口の中に鉈を突き出します。


なければ、拳を握り、熊の口の中に思い切り込みます。

(これは犬にも有効な方法で軍隊教本で、敵の犬に追いつかれ、噛まれそうなときにやる方法です)


もし、余裕があれば、舌を握り引っ張れと言われています。


そんな余裕があればの話です。笑


ガーッと口を開けて襲ってきたときに、ぐいと突き出します。


この呼吸が合気道の稽古で学び体得する「後の先」です。


タイミングが合わないと腕を噛まれるだけですから、ご注意下さい。

つまり「合気」が出来ないと危ないです。


そして、熊は蛇が苦手なので、縄やロープを用意して、振り回すと有効とも言われています。

ズボンのベルトをくるくると振り回しても構わないそうです。

投げつけると、そこで終わってしまうので、振り回します。


手荷物やリックを投げると熊の意識がそちらに向くので、その間に逃げるという方法もありますが、もし、食べ物が入っているならば、やめた方が良いそうです。

追記

熊は警戒心か強いので、空のペットボトルを潰す時のペコポコという聞き慣れない音で逃げることもあるそうです。


★稽古見学・稽古体験をご希望の方は、下記HPよりお申し込みください★
 
 「合気道S.A.越谷」HP 
   http://www.aikido-sa-koshigaya.com/
 
「合気道S.A.春日部」HP 
  http://www.aikido-sa-kasukabe.net/