クレームの専門家だからこそ出来る
心理カウンセリングがあるんです。

クレーム心理カウンセラーの藍色シアンです。

モラル・ハラスメントの実際 その1は
大きな反響を頂きました!

ありがとうございます!

モラル・ハラスメントについて
関心を持っている人が多いこと
あらためて気付かさせてもらえました。

そして、僕がこの経験を通じて出来ることは、
「自分が悪いから、だから責められるんだ。」
という、自己否定の信じ込みから抜けだしてもらう、
そのきっかけを作ることだと思ってます。

この信じ込みを手放すことが出来ると
クレーム対応の能力は飛躍的に上がります。

普段の人間関係も改善されます。

そしてクレーマに対しても、ネゴシエーターとしての
対応ができるようになるんです。

それなので、お願いがあります。

僕は、このモラル・ハラスメントを受けている僕を
「被害者」にはしていません。

もちろん、嫌なこと、辛いこと、苦しいこと
たくさんあったんです。

そして、そのきっかけを作ったのが
あのモラハラ友人夫婦です。

でも、僕が僕をもし被害者にしたとしたら
それは加害者を創りだすことになるんです。

彼らを加害者にするということは
僕は被害者で居続けなければならないんです。

クレーム心理学で伝えたいことは、
被害者意識を手放すことの大切さです。

そして、被害者意識を手放すとは、
被害者意識を否定し無視し抑えることではなく、
自分の内側で決めてしまっている加害者をなくすことです。

だから、僕は彼らを加害者にはしません。

それから、僕が被害者になってしまったとしたら、
僕の今書いていることは、単なる「クレーム」に
なってしまいますよね^^;

クレーム心理学の専門家が、単純なクレームを言う人では
洒落になりません(^^)。

だから、書いている中の僕を「被害者」として捉えるのではなく
「自己を否定していると、こんなことが起きるんだ」
ということを経験している人として捉えてほしんです。

お願いします。



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ある「話し合い」の日に、
その夫婦が喧嘩をし始めました。

実はその夫婦の妻の方が、多重人格者だったので
人格が変わると、まったくの別人になってしまうんです。

夫のほうが、妻に対し、少し批判めいたことを言った途端
人格交代が起きて、すさまじく攻撃的な人格になったんです。

この人格の時は、どんなひどいことをいっても
その人は罪悪感を持ちません。
相手を攻撃して、そして追い詰め、ぼろぼろにするまで
その攻撃は続きます。

もちろん、言葉の攻撃、言葉の暴力です。

彼女の罵詈雑言が続きます。

それに対し、夫のほうは、自分だけでは対処できず
僕達の方に、その矛先を向けたんです。

「僕と〇〇(妻の名前)とどっちが正しいと思うんだ?」

そう問いかけてきます。

僕と友人は、どっちが正しいなんていう
そんな単純な状態ではないので、答えられないでいると

「真剣にこの関係性を受け止めていない」
「冷たい連中だ、ひどすぎる」

と言い出します。

妻は、もうこんな人間関係は自分が傷つくだけだから、
ここにはいられないと、怒鳴りながら自分の部屋に
入っていきます。

夫は、それを見ながら、
怖くて何も動けないでいる僕達に向けて

「どうして、〇〇が部屋に行くのを止めないんだ」
「自分たちのことしか考えていない冷たい人間だ」
「そこで止めるのが、本当に心ある人間じゃないか」
「お前たちには心がない」
「どうするんだ、このままじゃこの生活はだめになる」
「どうして部屋のところにっていますぐ謝らないんだ」


たたみかけるようにその夫は僕達に言います。

そして僕とその友人は、
その妻の部屋のドアのところに行き、


「さっきは冷たい対応をしてごめん」
「ちゃんと気持ちを受け止められなかった僕達が悪かったです」
「どうか許してください」
「部屋から出てきて、話し合いにもう一度参加してください」

と、自分たちが悪いことをした結果として、
こんなことになってしまって申し訳ない

謝るからなんとか機嫌をなおしてもらいたい、
許してほしい。


そんな気持ちで、ずっとその部屋のドアの前で
部屋の中の彼女に話しかけてました。

でも、まったく反応がない状態が、数時間も続いて、
そして、夫のほうが見かねて

「いつまでそんな同じ謝り方をしてるんだ」
「本当の謝り方ということを知らなすぎる」
「そんな謝り方じゃ、相手が許してくれるはずがない」
「もうあっちにいって、部屋に戻って」

そう言って僕達をその場から追い出し。
僕達は何が起きたとかもわからないまま、
自分たちの部屋に戻りました。

それが夜中の4時ぐらいの話です。

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自分で思い出しながら書いていても、
そうだったんだ、こんなことが起きてたんだなと
改めてびっくりしています。

今の僕であれば
こんな馬鹿げた展開に対し
パワハラ夫婦からどんな非難を受けても、
自分を守ろうと
するでしょうね。

というか、言葉の暴力って
それを自分の中で受け止めない限り
なんの意味も持たないといことがわかっているので

たぶん、ばからしい~の一言ですんでしまうでしょう。


でも、それが出来なかった。
どうして出来なかったのか。

ここにヒントがあるんです。

どうでしょう?
第三者的に見たら
ばからしいと思いませんか?

そんなことまでされて
でも、謝り続け、自分が悪かったのだと言う心理。

でもこれは、
クレーム対応や
日常のあらゆる人間関係の中に
潜んでいることだと
思うんです。

少しでも、そういうことに気がつけてもらえたら
嬉しい限りです。

もう少し、この経験談
続けたいと思います。