源氏イラスト訳【夕顔68】ものまめやか
「ものまめやかなる大人を、かく思ふも、げにをこがましく、うしろめたきわざなりや。…」
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【源氏物語イラスト訳】
「ものまめやかなる大人を、かく思ふも、
訳)「実直な老臣を、このように思うのも、
げにをこがましく、
訳)本当に馬鹿げていて、
うしろめたきわざなりや。
訳)気がとがめることであるよ。
【古文】
「ものまめやかなる大人を、かく思ふも、げにをこがましく、うしろめたきわざなりや。…」
【訳】
「実直な老臣を、このように思うのも、本当に馬鹿げていて、気がとがめることであるよ。…」
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■【ものまめやかなり】
■【大人(おとな)】
■【を】
■【かく】
■【思ふ】
■【も】
■【げに】
■【をこがましく】
※【をこがまし】
■【うしろめたし】
■【わざ】
■【なり】
■【や】
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☆本日の『源氏物語』☆
老臣の伊予介を見て、
そのこぎれいな実直さに
心打たれ光源氏――☆
若い後妻の空蝉や、愛娘の軒端荻に
手を出してしまったことを、
後悔しているようですね。
(▰˘◡˘▰)