【帚木457-1】君は、いかにたばかり | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木457-1】君は、いかにたばかり

【古文】

 君は、いかにたばかりなさむと、まだ幼きをうしろめたく待ち臥したまへるに、不用なるよしを聞こゆれば、

 

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

いかにたばかりなさ

訳)源氏の君どのように考えをめぐらして手配するだろうか
いかにたばかり
 

 

まだ幼きうしろめたく待ち臥したまへる

訳)まだ幼いので不安に思って横になって待っていらっしゃる

幼きをうしろめたく

 

不用なるよし聞こゆれ

訳)失敗である申し上げるので
不用なるよしを

 

 

【古文】

いかにたばかりなさまだ幼きうしろめたく待ち臥したまへる不用なるよし聞こゆれ


【訳】

源氏の君どのように考えをめぐらして手配するだろうかまだ幼いので不安に思って横になって待っていらっしゃる失敗である申し上げるので

 

 

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■【君(きみ)】

■【は】

■【いかに】

■【たばかりなす】

※【たばかる】

※【―なす】

■【む】

■【と】

■【まだ】

■【幼(をさな)し】

■【を】

■【うしろめたし】

■【待ち臥す】

※【臥す(ふす)】

■【―たまへり】

※【たまふ】

※【る】

■【に】

■【不用(ふよう)なり】

■【よし(由)】

■【を】

■【聞こゆれ】

※【聞こゆ】

■【ば】

重要古語一覧はこちら

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☆本日の『源氏物語』☆

 

光源氏がモンモンとして、

小君からの連絡を待っていると…

姉の空蝉から、「拒絶」の返事が

返ってきたのですね…!

光源氏、かわいそうに…;;

(´・ω・`)


 

 

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