【帚木453-1】心地悩ましければ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木453-1】心地悩ましければ

【古文】

「『心地悩ましければ、人びと避けずおさへさせてなむ』と聞こえさせよ。あやしと誰も誰も見るらむ」
と言ひ放ちて、

 

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

「『心地悩ましけれ

訳)「『気分よくないので
心地悩ましければ
 

 

人びと避けおさへさせなむ聞こえさせよ

訳)女房たち側から離さ体を揉まおりまして』申し上げなさい

人々さけず

 

あやし誰も誰も見るらむ言ひ放ち

訳)おかしい 今ごろは皆が皆ているだろうきっぱりと言ったが

あやしと誰も

 

 

【古文】

「『心地悩ましけれ人びと避けおさへさせなむ聞こえさせよあやし誰も誰も見るらむ
言ひ放ち


【訳】

「『気分よくないので女房たち側から離さ体を揉まおりまして』申し上げなさいおかしい 今ごろは皆が皆ているだろうきっぱりと言ったが

 

 

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■【心地(ここち)】

■【悩(なや)まし】

■【ば】

■【人びと】

■【避けず】

※【避(さ)く】

※【ず】

■【おさふ】

■【させ】

■【て】

■【なむ】

■【と】

■【聞こえさせよ】

※【聞こえさす】

■【あやし】

■【と】

■【誰も誰も】

※【誰(たれ)】

※【も】

■【見る】

■【らむ】

■【と】

■【言ひ放(はな)つ】

■【て】

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☆本日の『源氏物語』☆

 

最後の接続助詞「て」は、

ふつう、単純接続なのですが、

今回は、あとのつながりを考慮して

逆接「~が、」で訳しました。

明後日の続きを想像しながら、楽しんで読んでみてね♪

('-^*)/


 

 

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