【帚木429-1】違ふべくも
【古文】
「違ふべくものたまはざりしものを。いかが、さは申さむ」
と言ふに、心やましく、
ーーーーーーーーーーーーーーー
【源氏物語イラスト訳】
「違ふべくものたまはざりしものを。
いかが、さは申さむ」
訳)どうして、そのように 申し上げられようか、いえ申せません」
と言ふに、心やましく、
訳)と言うので、不愉快に思い、
【古文】
「違ふべくものたまはざりしものを。いかが、さは申さむ」
と言ふに、心やましく、
【訳】
「間違えそうにもおっしゃらなかったのに。どうして、そのように 申し上げられようか、いえ申せません」
と言うので、不愉快に思い、
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【違(たが)ふ】
■【べく】
■【も】
■【のたまふ】
■【ざり】
■【し】
■【ものを】
■【いかが】
■【さ】
■(は】
■【申す(まうす)】
■【む】
■【と】
■【言ふ】
■【に】
■【心やまし】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
☆本日の『源氏物語』☆
姉君の心の内がくみ取れなかったのか…
ヽ(゚◇゚ ;)ノ。
小君は、無邪気にほほえんで催促するので、
空蝉は、さらに気分が悪く、
不機嫌になっているようですね~;
(´・ω・`)