【帚木419-1】あはれのことや
【古文】
「あはれのことや。よろしく聞こえし人ぞかし。まことによしや」
とのたまへば、
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【源氏物語イラスト訳】
「あはれのことや。
よろしく聞こえし人ぞかし。
まことによしや」とのたまへば、
訳)本当に美しいのか」とおっしゃると、
【古文】
「あはれのことや。よろしく聞こえし人ぞかし。まことによしや」
とのたまへば、
【訳】
「気の毒なことだなあ。まあまあ評判になった人なのだよ。本当に美しいのか」とおっしゃると、
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■【あはれ】
■【の】
■【や】
■【よろし】
■【聞こゆ】
■【し】
■【人】
■【―ぞかし】
※【ぞ】
※【かし】
■【まことに】
■【よし】
■【や】
■【と】
■【のたまふ】
■【ば】
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☆本日の『源氏物語』☆
「まことによしや(本当に美しいのか)」の発言には、
光源氏の、紀伊守に対する疑心が見え隠れ☆
義母とはいっても、同じくらいの年頃の2人…
しかも、光源氏も、義母である藤壺宮と…
(`・д´・ ;)
紀伊守の、空蝉に対する思いをさぐっているのでしょうね…ヽ(゚◇゚ )ノ