【帚木364-1】皆静まりたるけはひ
【古文】
皆静まりたるけはひなれば、掛金を試みに引きあけたまへれば、あなたよりは鎖さざりけり。
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【源氏物語イラスト訳】
皆、静まりたるけはひなれば、
掛金を試みに引きあけたまへれば、
訳)掛け金具を試しに引いて開けなさったところ、
あなたよりは鎖さざりけり。
訳)向こう側からは閉ざしてなかったのだ。
【古文】
皆、静まりたるけはひなれば、掛金を試みに引きあけたまへれば、あなたよりは鎖さざりけり。
【訳】皆、寝静まっている様子であるので、掛け金具を試しに引いて開けなさったところ、向こう側からは閉ざしてなかったのだ。
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■【皆(みな)】
■【静まる】
■【たる】
■【けはひ】
■【なれ】
■【ば】
■【掛金(かけがね)】
■【を】
■【試み(こころみ)】
■【に(状態)】
■【引きあく】
■【―たまふ】
■【れ】
■【ば】
■【あなた】
■【より】
■【は】
■【鎖す(さす)】
■【ざり】
■【けり】
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