【帚木358-1】ここにぞ臥したる | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木358-1】ここにぞ臥したる

【古文】

「ここにぞ臥したる。客人は寝たまひぬるか。いかに近からむと思ひつるを、されど、け遠かりけり」
と言ふ。

 

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

ここ臥したる。

訳)ここ横になっているわ。
ここにぞ臥したる
 

客人寝たまひぬる

訳)お客様おやすみになりまし
客人は寝たまひ



いかに近から思ひつる

訳)どんなに近かろうか思っていまし

いかに近からむ
 

されどけ遠かりけり言ふ

訳)でも遠いようだったわね」と言う

け遠かりけり
 

 

【古文】

ここ臥したる。客人寝たまひぬるいかに近から思ひつるされどけ遠かりけり
言ふ


【訳】

ここ横になっているわ。お客様おやすみになりましどんなに近かろうか思っていましでも遠いようだったわね」
と言う

 

 

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■【ここ】

■【に】

■【ぞ】

■【臥す(ふす)】

■【たる】

■【客人(まらうと)】

■【は】

■【寝】

■【たまふ】

■【ぬる】

■【か】

■【いかに】

■【近し】

■【む】

■【と】

■【思ふ】

■【つる】

■【を】

■【されど】

■【け遠いし(けどほし)】

■【けり】

■【と】

■【言ふ】

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