【帚木347-1】主人の子ども、をかしげに
【古文】
主人の子ども、をかしげにてあり。童なる、殿上のほどに御覧じ馴れたるもあり。伊予介の子もあり。あまたある中に、いとけはひあてはかにて、十二、三ばかりなるもあり。
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【源氏物語イラスト訳】
主人の子ども、をかしげにてあり。
訳)主人紀伊守の子供たちが、かわいらしい様子をしている。
童なる、殿上のほどに御覧じ馴れたるもあり。
訳)その子供である(者が)、侍童として御所に殿上している頃に見慣れなさっている者もいる。
伊予介の子もあり。
訳)伊予介の子もいる。
あまたある中に、いとけはひあてはかにて、十二、三ばかりなるもあり。
訳)たくさんいる中に、とても雰囲気が上品な感じで、十二、三歳くらいである者もいる。
【古文】
主人の子ども、をかしげにてあり。童なる、殿上のほどに御覧じ馴れたるもあり。伊予介の子もあり。あまたある中に、いとけはひあてはかにて、十二、三ばかりなるもあり。
【訳】主人紀伊守の子供たちが、かわいらしい様子をしている。その子供である(者が)、侍童として御所に殿上している頃に見慣れなさっている者もいる。伊予介の子もいる。たくさんいる中に、とても雰囲気が上品な感じで、十二、三歳くらいである者もいる。
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■【主人(しゅじん)】
■【の】
■【子ども】
■【をかしげなり】
■【て】
■【あり】
■【童(わらは)】
■【なる】
■【殿上(てんじょう)】
■【の】
■【ほど】
■【に】
■【御覧ず(ごらんず)】
■【馴る(なる)】
■【たる】
■【も】
■【あり】
■【伊予介(いよのすけ)】
■【子】
■【あり】
■【あまた】
■【に】
■【いと】
■【けはひ】
■【あてはかなり】
■【て】
■【ばかり】
■【なる】
■【も】
■【あり】
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