【帚木257-1】思ひ出でしままに…
【古文】
「…思ひ出でしままにまかりたりしかば、例のうらもなきものから、いと物思ひ顔にて、…」
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「…思ひ出でしままにまかりたりしかば、
訳)「…思い出したのにしたがって参りましたところ、
訳)いつものように隠しだてもないようでいながら、
いと物思ひ顔にて、…」
訳)とても思い悩んでいるような顔で、…」
【古文】
「…思ひ出でしままにまかりたりしかば、例のうらもなきものから、いと物思ひ顔にて、…」
【訳】
「…思い出したのにしたがって参りましたところ、いつものように隠しだてもないようでいながら、とても思い悩んでいるような顔で、…」
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■【思ひ出づ】
■【し(過去)】
■【ままに】
■【まかる】
■【たり(完了)】
■【しか(過去)】
■【已然形+ば】
■【例の】
※【例】
※【の(比喩)】
■【うらなし】
■【も(強意)】
■【ものから(逆接)】
■【いと】
■【物思ひ顔】
■【にて】
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