【帚木107-②】古文解釈~「隅なきもの言ひ」とは? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木107-②】古文解釈~「隅なきもの言ひ」とは?

おはようございますラブラブあいです。

 

このイラスト解釈は、毎朝7時ごろに更新していきます。

通学電車などの隙間時間に読んでくださいね♪



↓今日の源氏物語はコレ↓

ーーーーーーーーーーーーーーー

…など、隈なきもの言ひも、定めかねていたくうち嘆く。
ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【源氏物語~これまでのあらすじ】

桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。ある五月雨の降る夏の夜、宮中の宿直所で、光源氏は頭中将(源氏の義兄)と、女性論の話になり、そこに友人の左馬頭、藤式部丞が加わって、さらに話は盛り上がります。「品定め」とは、身分を定めるという意味。頭中将は、女性の身分を3つに分け、その品定めをします。それを受け、左馬頭は具体的な女性の話をします。

今日は、「隅なきもの言ひ」の解釈☆

では行ってみよぉ~♪
ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「もの言ひ」を、今回のイラスト訳では、

「コメンテーター」と訳出しましたが…

(`・д´・ ;)


 

【もの言ひ(ものいい)】

①物を言うこと、言葉遣い

②話の内容、評判、うわさ

③口の達者な者、議論好きな人

④文句をつけること、口げんか


 

てゆーか、

 

①物を言うこと、言葉遣い

源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20UPし大学受験に合格する勉強法

 

④文句をつけること、口げんか

源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20UPし大学受験に合格する勉強法

 

けっこう、現代でも意味が通じそうですよねー!

(;゚;∀;゚;)


 

今回の「もの言ひ」は、主語になってますので、

人を表します。


 

③口の達者な者、議論好きな人

 

ここでは、左馬頭の会話文の後なので、

彼のことを、「もの言ひ」と呼んでいます。


 

つまり、コメンテーター☆


源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20UPし大学受験に合格する勉強法

…みたいに(;´▽`A``


 

隅なきもの言ひ」とは、

ある専門分野に精通しており、

饒舌家で、いろいろ批判や論議などを得意とする人のこと。


 

左馬頭は、今までこの長い会話文でもお分かりのように、

 

女性の事に関して、ものすご~く「隅なき」「もの言ひ」だったわけですね♪


源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20UPし大学受験に合格する勉強法

 

(o^-')b

今回の源氏物語イラスト訳はこちら→
 

 

あいでしたラブラブ

※夕方5時ごろに、【本日の重要古語】を更新しますね♪