【桐壺213-①】いとかうきびはなるほどは、
【古文】
いとかうきびはなるほどは、あげ劣りやと疑はしく思されつるを、あさましううつくしげさ添ひたまへり。
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いと かう きびはなるほどは、
このように たいそう 幼少の年頃では、
あげ劣りやと疑はしく 思されつるを
髪上げして見劣りをするのではないかとご心配に お思いあそばしていたが、
あさましう うつくしげさ 添ひ たまへり。
驚くほど かわいらしさが加わっていらっしゃった。
【古文】いと かう きびはなるほどは、あげ劣りやと疑はしく 思されつるを、あさましう うつくしげさ 添ひ たまへり。
【訳】
このように たいそう 幼少の年頃では、髪上げして見劣りをするのではないかとご心配に お思いあそばしていたが、驚くほど かわいらしさが加わっていらっしゃった。
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■【いと】
■【かう(かく)】
■【きびはなり】
■【ほど(程)】
■【あげ劣り】
■【や】
■【疑はし】
■【思さ(思す)】
■【れ(る)】
■【つる(つ)】
■【~を】
■【あさまし】
■【うつくしげ(さ)】
■【添ひ(添ふ)】
■【たまへり】
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