【桐壺207-②】古文常識~なぜ「申の刻」に元服? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺207-②】古文常識~なぜ「申の刻」に元服?

おはようございますラブラブあいです。

受験勉強がんばってますかぁ?

(●´エ`●)

 

【古文】

申の時にて源氏参りたまふ。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

【これまでのあらすじ】

いつの帝の御代でしたか、それほど高い身分ではないのに帝(桐壺帝)から大変な寵愛を受け、亡くなられた妃(桐壺更衣)がいました。忘れ形見である光源氏は、輝くばかりに美しく、「光る君」と称されます。また、亡き更衣に生きうつしの藤壺女御が入内し、「かかやく日の宮」と呼ばれるようになりました。光源氏は母に似た藤壺に好意を寄せるようになっていきますが、12歳でご元服の儀を迎えました。

今日は、「申」の時間帯についてです。


古典ブログランキング☆昨日も1位でしたぁ(◎´0`◎)♪

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おっと; 今日の源氏物語は少なかったですね;

(;゚;∀;゚;)

 

今回、「申」が出てきましたねぇ☆

あなたは「申」の読みと時間帯は、何も見なくても分かりますか?

(-^□^-)


 

以前詳しく書いておりますので、またご参照→


 

【申(さる)】

①十二支(じふにし)の9番目

②時刻…午後4時、およびその前後2時間

③方位…西南西


 

十二支は、「ね・うし・とら・う~」というふうに、

お経のように唱えて、覚えておいてくださいね♪


 

1日24時間の時間帯を、十二支(12)で分けるので、

1つの「支」に2時間ずつの割り振りですよね♪

 

0時が「子(ね)」として、順番に割り振っていくと…

「申(さる)」は、16時(午後4時)になります。

その前後2時間、つまり15~17時の間が、「申の刻」☆

(o^-')b


 

ね♪

数学の公式のように、法則だけを頭に入れて、

出てきた都度に、確かめるようにしてくださいね。

 

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ところで。

午後4時っていったら、夕食前のけっこう遅い時間帯ですよね;;

 

今の成人式や、卒業式、入学式などは、ふつう午前中に行われます。

 

しかし、昔の日本や中国では、けっこうこの時間帯に、儀式が行われていたようですよ;;


 

たとえば、「黄昏(たそがれ」」という言葉がありますよね。

夕暮れ時の時間帯を指す言葉です。

 

その中にある「昏(くらい)」という漢字は、日が落ちてから儀式を行う、という昔の風習を表わすといいます。

 

なので、「結婚式」の「」という時は、「昏(くらい)」が入ってるんですね♪

(o^-')b


源氏物語【イラスト訳】で古文の偏差値20アップ↑し、大学受験に合格する方法

元服の儀式も同様に、日が落ちる時間帯から始めて、

あとの宴会につながっていたようです。。。

 

そのほうが、効率的ですけどね^^;

 

(o^-')b

 

今回のイラスト訳はこちら→
 

 

あいでしたラブラブ