【桐壺187-②】古文解釈~「かれ」ってだぁれ? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺187-②】古文解釈~「かれ」ってだぁれ?

こんにちはラブラブあいです。

 

今日もイラスト解釈に追われています;;

はてさて、いつの更新になることやら…^^;

 

【古文】

かれは人のゆるしきこえざりしに、御心ざしあやにくなりしぞかし。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

【これまでのあらすじ】

今は亡き桐壺更衣のことを忘れられずにいた帝でしたが、更衣とよく似て美しい先帝の四の宮を妃にもらいます。入内なさった四の宮は、飛香舎を賜り、その局の名をとって「藤壺」とお呼び申し上げました。

今日は、「かれ」のさす指示内容についてです。

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現代では、「かれ」というと、…


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もちろん、ボーイフレンドの代名詞というだけはなくて、

「he」、つまり、一般的な男の人を示す指示語です。


 

しかし、古文で「かれ」と出てくると、

男性のみならず、女性にも使われるものだから、間違えやすいんですよねー;;

(`・д´・ ;)


 

【かれ(彼)】

①あれ(遠称代名詞)

②あの人(人称代名詞・他称)

③その人(話題にのぼっている人)


 

ここでの「かれ」も、今話題の渦中にいる、「これ(=藤壺女御)」に対して、「かれ(=あの人)」というのだから、

 

これ(この人「藤壺女御」) に対して、


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かれ(かの人「桐壺更衣」)


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という女性をさすのは明らかです!


 

また、余裕ができたら、見分け方をアメ記事更新しますね♪

(●´エ`●)ノノ

 

 

◇◆今回の古文解釈◆◇

「かれ(彼)」は、現代のように男性とは限らず、男女共の指示代名詞として用いられます。「黄昏(たそがれ)」という語も、「あれは誰だ?」という古語である「誰そ彼(たそかれ)」から成立したんですよ♪


今回のイラスト訳はこちら→
 

 

あいでしたラブラブ