【桐壺186-①】これは人の御際まさりて、…
【古文】
これは人の御際まさりて、思ひなしめでたく、人もえおとしめきこえ給はねば、受けばりて飽かぬ事なし。
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思ひなし めでたく、
訳)そう思って見るせいか 素晴らしくて、
人もえおとしめきこえ給はねば、
訳)他のお妃たちもさげすみ申し上げなさることもできないので、
受けばりて飽かぬ事なし。
【古文】
これは人の御際まさりて、思ひなし めでたく、人もえおとしめきこえ給はねば、受けばりて飽かぬ事なし。
【訳】
この方は、ご身分も高くて、そう思って見るせいか 素晴らしくて、他のお妃たちもさげすみ申し上げなさることもできないので、誰に憚ることなく振る舞って何も不足ない。
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■【これ(←→かれ)】
■【際(きは)】
■【人】
■【思ひなし】
■【めでたし】
■【おとしむ(貶む)】
■【~きこゆ】
■【え~(打消)】
■【(已然形+ば】
■【受け張る】
■【飽かず】
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