【桐壺121-③】「しるし」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺121-③】「しるし」

おはようございます☆あいですラブラブ

 

さて、昨日出てきた重要語は覚えていますか?

     ダウン

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■【かの】

■【御覧ず】

■【住処】

■【けむ】

■【しるし】

■【釵(さい)】

■【まし】

■【思ほす】

■【かひなし】

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覚えていない場合は、きのうの記事にも目を通しておきましょう♪

 

【桐壺121-①】イラスト解釈

【桐壺121-②】イラスト訳

 

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今日は、「しるし」の詳説です☆


 

【しるし】には、もとの漢字の字義によって、いろんな意味があるんですよね!

(;゚;∀;゚;)


 

【験】…神仏の御利益(ごりやく)、霊験(れいけん)


【標】…目印


【証】…証拠となるもの


【徴】…きざし、前兆


【璽】…三種の神器のひとつ、神璽(しんじ)


 

うぇっ!(´Д`;)

これだけ全部覚えなくちゃならないなんて…ヘドが出ますよね~;;

 

でも、【璽】以外の意味は、けっこうまんべんなく使うんですよね!


 

では、どうすればいいのか…?

 

「しるし」というのは、たとえ字義は違っても、同じ響きをもつ言葉☆

まったく別々の単語として丸暗記するよりも、むしろそれぞれの意味にもつながり(系統)を持たせて覚えていくといいんです。

 

たとえば、不浄な話ですが、妊娠した時に、ちょっとオリモノがつくことがあるんです。

それを「おしるし」と言います。

 

何のことか?

 

【験】…神仏の御利益(ごりやく)、霊験(れいけん)


【標】…目印


【証】…証拠となるもの


【徴】…きざし、前兆

 

【璽】…三種の神器のひとつ、神璽(しんじ)

 

…なんか、全部に当てはまるような感じがしませんか?

※「璽」以外(;゚;∀;゚;)


 

つまり、「霊験あらたかな目印、証拠、兆し」などといった雰囲気で押さえて、その都度、適当な意味を考えるようにしてみてはいかがでしょうか♪


 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【かの】…あの

■【御覧ず】…ご覧になる

■【住処】…住む所

■【けむ】…~たという(過去の伝聞)

■【しるし】…証拠

■【釵(さい)】…かんざし

■【まし】…反実仮想

■【思ほす】…お思いになる(「思ふ」の尊敬

■【かひなし】…甲斐がない、どうしようもない

     ダウン

【原文】

かの贈り物御覧ぜさす。「亡き人の住処尋ね出でたりけむしるしの釵ならましか」と思ほすもいとかひなし

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最後に、今回の重要古語を覚えているかどうか、古文に照らし合わせておきましょう!

今日もお読みくださり、ありがとうございましたラブラブ