【桐壺108-③】「う」(マイナスイメージ)
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■【かく】
■【忌ま忌まし】
■【の】
■【添ふ】
■【~たてまつる】
■【む】
■【人聞き憂し】
■【べし】
■【見たてまつる】
■【で】
■【うしろめたし】
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今日が「憂し」「うしろめたし」などについてです。
【憂し】
①つらい
②わずらわしい
③憎らしい
【後ろめたし】
①後々のことが気がかりだ
②やましい、気がひける
現代用いる意味も含め、辞書には多くの意味が載っていますし、文脈により訳し方も様々です><
今回のように、「人聞き憂し」で、「人聞きが悪い」などと訳出したり…
(`・д´・ ;)
このような、意味がたくさんあり、文脈に応じて訳し方も変えていくべき単語が、古文には数多く存在します。
ですから、英単語などのように、単語帳で丸暗記しただけでは、古文読解の力にはつながっていかないんですよね;;
原文と口語訳を一語一語照らし合わせ、
訳出のしかたを体感的にインプットしていく
こういう国語力の身につけ方を、このブログで学んでいってもらいたいと思います♪
あいでした
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■【かく】…このように
■【忌ま忌まし】…忌まわしい
■【の】…が(主格)
■【添ふ】…付き添う
■【~たてまつる】…~申し上げる
■【む】…仮定・婉曲
■【人聞き憂し】…世間の聞こえが悪い
■【べし】…~だろう(推量)
■【見たてまつる】…拝見する
■【で】…~ないで
■【うしろめたし】…気がかりだ
【原文】
「かく 忌ま忌ましき身の添ひたてまつらむも、いと人聞き憂かるべし、また、見たてまつらでしばしもあらむは、いとうしろめたう…」
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最後に、今回の重要古語を原文と照らし合わせて、自力で訳出できるようにしておいてください。
今日もお読みくださり、ありがとうございました