【桐壺82-③】おぼつかなし
おかえりなさいあいです。
朝の更新が遅くなってしまいました;;
併せてこちら もお読み下さいね♪
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■【いはけなし】
■【いかに】
■【思ひやる】
■【つつ】
■【もろともに】
■【おぼつかなし】
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今日は「おぼつかなし」の話でしめくくります☆
【おぼつかなし】
①はっきりしない
②不安だ、気がかりだ
③会いたい、もどかしい
以前にもお話ししましたが、
「おぼつかなし」は、文脈判断で、プラスにもマイナスにも意味が変わる語です。
①の意味が基本となり、
②(マイナス・ニュアンス)
③(プラス・ニュアンス)
「おぼつかなし」は、これといって、はっきりしない古語ですので^^;
ピタっと、①②③の意味が分かれるわけではありません。
今回も、
もろともに育まぬおぼつかなさを。
若宮と一緒に生きていくことのできない…
・若宮の行く先が気がかりな気持ち
・若宮に会いたい(引き取りたい)気持ち
これらが融合した「おぼつかなさ」という事ができるでしょう。
口語訳するときは、流れに合わせて、ぴったり来るほうで訳出すればいいわけですが、
入試になると、選択肢問題として出てきますよね!(´Д`;)
それについては、また週末のアメンバー記事にて、詳しく解説していきますね♪
あいでした
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■【いはけなし】…幼い
■【いかに】…どう、どんなふうに
■【思ひやる】…思いやる、案じる
■【つつ】…~ながら
■【もろともに】…一緒に
■【おぼつかなし】…気がかりだ
【原文】
いはけなき人をいかにと思ひやりつつ、もろともに育まぬおぼつかなさを。
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