【桐壺23-①】御局は桐壺なり。あまたの御方がたを…
(原文)
御局は桐壺なり。あまたの御方がたを過ぎさせたまひて、ひまなき御前渡りに、人の御心を尽くしたまふも、げに ことわりと見えたり。
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御局は桐壺なり。
訳)このお方のお部屋は桐壺である。
あまたの御方がたを過ぎさせたまひて、
訳)多くのお妃さま方の部屋の前を素通りあそばして、
ひまなき 御前渡りに、
訳)ひっきりなしに(帝が前を)通っていかれることに、
人の御心を尽くしたまふも、
訳)お妃さま方があれこれとお心を砕きなさるのも、
訳)なるほど ごもっともであると見えた。
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(原文)
御局は桐壺なり。あまたの御方がたを過ぎさせたまひて、ひまなき 御前渡りに、人の御心を尽くしたまふも、げに ことわりと見えたり。
(口語訳)
お部屋は桐壺である。多くのお妃さま方の部屋の前を素通りなさって、ひっきりなしに(帝が前を)通っていかれることに、お妃さま方があれこれとお心を砕きなさるのも、なるほど ごもっともであると見えた。
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初登場!紫式部!!(;゚;∀;゚;)
彼女は、作者の観点から、誰の、どういう所に「理(=道理)」を感じたのでしょうか…?
作者の気持ちになって考えながら…
今宵はお眠りなさいませ
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【今回の重要古語】
■ 局(つぼね)
■ させたまふ
■ ひまなし
■御前渡り
■ 心を尽くす
■ げに
■ ことわり
■ 見ゆ
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おやすみなさい